2017年10月23日 (月)

人工甘味料入りドリンクが「脳卒中とアルツハイマー病の発症率を3倍にする」というアメリカの調査結果

表題の記事が『In Deep』に掲載されています。
人工甘味料が体に悪いのは知っていましたが、糖類ゼロとかカロリーゼロとかの商品がそれに関係していたなんて・・・。
途中から引用させて頂きます。
リンク
(以下、引用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■もしかすると、世界で最も人工甘味料入りの飲料を消費しているかもしれない日本の「酒飲み」たち
(途中略)
下のようなことがボストン大学の調査で判明したということになります。
・人工甘味料を摂取している人は脳卒中と認知症の発症率が約3倍になっていた
・砂糖も人工甘味料も含めて甘味料を多く摂取している人たちには「脳の老化の加速」が見出された
・1日に1種類以上のダイエット飲料を飲む人たちは脳の容量が小さくなっていることが見出された
などです。
具体的な数値は、人工甘味料入りの飲料を飲む人は、
・脳卒中になる率が 2.96倍
・アルツハイマー病になる率が 2.89倍
ということでどちらも、ほぼ3倍ということのようです。
(途中略)
そして、何となく、缶に表示されいるろいろいな文字を読んでいますと、「糖類ゼロ」とか「プリン体ゼロ」とか記されていて、「今は何でもかんでもゼロなんだなあ」と思いつつ、次に「成分」を読みましたら、次のようになっていました。
・グレープフルーツ
・ウオツカ
・酸味料
・香料
・甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
・炭酸ガス含有
アセスルファムKとスクラロースは共に人工甘味料で、どちらもショ糖の数百倍の甘さを持ちますが、糖ではないので糖類にはなりません、人工甘味料では、アスパルテームなんかも有名です。
(途中略)
先ほどの缶チューハイだけではなく、どういうことか今の世の中の缶のお酒は、「糖類ゼロばかり」なんです。
糖類ゼロということは、人工甘味料が使われているということになりますが、非常に多くがそのようになっています(全部と言いたいくらいの比率です)。
そして、「もしかすると、今の日本人って、歴史的に見ても驚異的な量の人工甘味料を消費してるのでは」と思ったのでありました。
これはもちろん、良いとか悪いとか言っているのではなく、事実というか、つまり、かつては、ほとんどの缶入りアルコールには人工甘味料なんて入っていませんでしたから、まさに今の時代での出来事だと思います。
(途中略)
それにしても、どうして、こんなに糖類ゼロとかカロリーゼロとか、そういうものばかりの世の中になってしまったのでしょうかね。
糖類カットがダイエットに有効なのは理解できるとしても、日本は国民全員がダイエットの必要がある国でもないでしょうし、お酒を糖質ゼロにしたところで、何の恩恵があるというわけでもないでしょうし。
まあ、糖質制限に関しては、支持している方々がとても多いようですので、それに対して意見はないですが、「糖質と地球の生命の関係」というものに関しては、たとえば、Wikipedia の次の 1行の文章だけで、「地球の生き物には何が必要とされているか」が示されているのではないかという気がします。
> ほとんどすべての生物が解糖系を持っており、もっとも原始的な代謝系とされている。(解糖系 – Wikipedia より)
つまり、「地球のすべての生き物(の細胞)は糖類を栄養として生きている」と。
だからこそ、糖類が地球に登場してからはじめて、いわゆる生き物が登場したのだと私は思っております。生物には「糖新生」という糖類を使わないで生きる緊急事態のメカニズムが備わっているために、糖類なしでも生きのびられるのですけれども……。
(途中略)
■人工甘味料が脳卒中と認知症の発症率を3倍にすることがわかった
(途中略)
 最近のボストン大学の新しい研究では、ダイエット飲料など人工甘味料入りの飲料が、脳卒中や認知症の発症リスクをほぼ3倍にしていることが示された。
認知症の発症に集中して観察と分析をした。
その研究の結果、ダイエット飲料が脳卒中や認知症を発症する危険性をほぼ3倍にすることが示されたのだ。
この研究は 10年間に渡って続けられた。
ボストン大学アルツハイマー病センターの神経学教授であるスッダ・セシャドゥリ(Sudha Seshadri)教授は、以下のように述べる。
「今回の研究が人工甘味料に関しての調査のすべてというわけでもなく、また最終的なものでもありません。しかし、強力なデータだとは言えます。この研究を見る限りでは、甘い飲み物を飲むことにはあまり良い面はないと思われます。砂糖を人工甘味料に変えても役に立たないこともわかりました」
同じテーマを研究するマシュー・ペーズ(Mathew Pase)博士も 2017年3月に、 医学誌「アルツハイマー病と認知症(Alzheimer’s & Dementia)」に研究を発表している。
この研究では、約 4,000人分のデータと、磁気共鳴画像( MRI )スキャンと認知テストの結果を使用した。 ここでの焦点は、1日あたり 2種類以上の砂糖飲料を消費した人々と、週 3回以上ダイエット飲料を消費する人々に焦点を当てた。
研究者たちは「甘味飲料の高い摂取量」を持つ人たちの中に、早期アルツハイマー病と相関する「脳老化の加速」のいくつかの徴候を発見した。
また、研究者たちは、 1日に少なくとも 1種類のダイエット飲料を飲む人たちでは脳の容積がより小さくなっていることを発見した。




廣渕一志 

炭水化物摂取過多と脂肪摂取過小は死亡率増加に繋がる? 【その1】

脂肪の摂取しすぎは不健康→死亡率増加に繋がると捉えがちだが、そうではないとの研究結果。
骨髄を啜っていた始原人類の食生活にまで遡り、本来の「食」がどうあるべきかを追求する糸口になるかも知れない。
《以下引用》リンク
■先進国から途上国まで18ヵ国で「糖質」について調査
 「PURE試験」と名付けられたこの研究では、高所得国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦)、中所得国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ自治区、ポーランド、南アフリカ、トルコ)、低所得国(バングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ)の計18の国・地域で調査が実施されました。欧米の先進国のみで行われた過去の研究とは異なり、さまざまな経済発展程度の国々で幅広く調査を行ったのが最大の特徴です。
 研究では、これらの国々で、2003年1月1日時点で、35~70歳の13万5335例を登録し、食事の摂取量を「食事摂取頻度調査票(FFQ)」により調査し、そこから2013年3月31日まで、平均値で7.4年間も追跡調査をしています。
 FFQで検討した栄養素は、糖質(炭水化物)、脂質(総脂質、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)およびタンパク質の摂取量で、摂取エネルギー比率に分類して検討されました。
 平均摂取量で炭水化物の摂取量は次の5群(46.4%、54.6%、60.8%、67.7%、77.2%)、脂質も5群(10.6%、18.0%、24.2%、29.1%、35.3%)、たんぱく質も5群(10.8%、13.1%、15.0%、16.9%、19.7%)に分類されました。
 その調査結論は、次の通りでした(Associations of fats and carbohydrate intake with cardiovascular disease and mortality in 18 countries from five continents (PURE): a prospective cohort study Lancet (London, England). 2017 Aug 28; pii: S0140-6736(17)32252-3.)。
①炭水化物の摂取量が多いほど全死亡リスクは増加し(60%を超える群では高かった)、逆に脂質の摂取量が増えると全死亡率が低下する相関が見られた。
②脂質は総脂質および種類別のいずれも摂取量が多いほど全死亡リスクは低下した。
③飽和脂肪酸の摂取量が多いほど脳卒中のリスクが低下し、心筋梗塞または冠動脈疾患との関連性は認められなかった。
■炭水化物は摂取は少ないほど、脂肪は摂取は多いほど健康に良い
 これまでの医学・栄養学の常識では、以下のように考えられてきました。
 「脂質(特に動物性脂肪である飽和脂肪酸)の摂取がLDLコレステロールを上げ、生活習慣病を生み出す。したがって、総脂肪および飽和脂肪酸の摂取量を減らすことが、生活習慣病の予防につながる。脂質の摂取量を減らした分は炭水化物の摂取量を増やせばよい」
 これは1950~1960年代に発表された研究報告に基づき作成されたアメリカのマクガバンレポート(1977年に発表された、アメリカ人の食事による改善方法が掲載されたレポート)などでも提唱されています。
 しかし、今回の研究報告は、それを真っ向から覆す内容です。実は今回の研究以前にもマクガバンレポートに合致しない臨床研究はいくつも報告されていますが、規模が小さい、あるいは、特定の国での観察研究であるなどとして信頼度は低いとされてきました。
 しかし今回の追跡研究は、様々な国の人々を長期間にわたって追跡したものです。だからこそ世界で1、2を争う臨床医学のトップジャーナルである「ランセット」誌に掲載されたのです。
 つまり「脂質の摂取を減らして炭水化物の摂取を増やしたら全死亡率と脳卒中のリスクが増える」。これがはっきりと示されたわけです。
炭水化物摂取量60%以上は避けるべきである
 では具体的にはどの程度の炭水化物を摂取したらいいのでしょうか?
 この研究では、炭水化の物摂取量が60.8%以上の群では、死亡率が上昇するという結果が出ています。日本人の多くは、このぐらいの糖質摂取量になっているのではないでしょうか? 「粉もん」が大好きな地域とか、小麦の麺で地域おこしをやっている地方自治体のみなさんなど、大丈夫でしょうか?
 ただし、この研究では46.4%あるいは54.6%の炭水化物摂取率が健康に良いという結果は示されませんでした。このことから研究者らは「糖質摂取量を大きく絞る糖質制限は推奨しない」としています。
 ちょっと笑ってしまいましたが、これはアンケートによる前向きコホート(追跡)研究の限界であるとも言えます。2003年から2013年にかけて普通に生活している人たちの食事内容を分類したものです。糖質制限が実践され始めている2017年の現時点と異なり、20%以下に糖質制限している人々のデータがほとんど存在しません。
《続く》




洞口海人

炭水化物摂取過多と脂肪摂取過小は死亡率増加に繋がる? 【その2】

《以下引用》リンク
■飽和脂肪酸摂取量の極端な低下は危険ですらある
 この研究の画期的な点は、脂肪酸の摂取量(特に飽和脂肪酸)の少ない(カロリー比で10%以下)の人々をたくさん含んだ、初めての大規模研究であるということです。
 過去の北米およびヨーロッパ諸国の研究では、参加者の50%がエネルギーの10%以上を飽和脂肪酸で摂取していましたが、今回の研究では参加者の50%がエネルギーの7%以下、75%で見ても10%以下の飽和脂肪酸の摂取量しかなかったのです。
 これによって明らかになったのは「飽和脂肪酸を摂取エネルギーの10%未満に制限するべきである」とする現在の栄養ガイドラインは間違いであるということです。
 さらに低い飽和脂肪酸の摂取量(エネルギーの約7%未満)だと、有害である可能性すらあります(ただし、飽和脂肪酸の摂取量と臨床結果の関連性は非線形であり、ほかの栄養素とのバランスに影響される可能性があります)。
 また、飽和脂肪酸だけでなく、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸の摂取量も全死亡率と逆相関し、主要な心血管疾患、心筋梗塞、および心血管疾患との相関はなかったのです。
 これらの結果は、社会経済的状況(教育、家計所得、家計、国の収入レベル、農村部と都市部の細分)を考慮にいれて調整しても変わりませんでした。
■炭水化物摂取は60%を超えない、飽和脂肪酸摂取は10%を超えるべき
 長々と説明しましたが、このデータから導き出される結論は、「炭水化物摂取は60%以下にするべきであり、飽和脂肪酸摂取は10%以上摂取するべきである」ということです。
 日本糖尿病学会が推薦し続けている「炭水化物摂取量は必ず60%摂取し、脂質摂取量を減らしてカロリー制限すべきである」という食事指導に真っ向から反対するものです。
 以前にいた職場の2型糖尿病の方のお昼ごはんは「かけそば+稲荷ずし2個」のような炭水化物オンリーの食事内容でした。「なんでそんな危険な食事にするの?」と聞いたら、「カロリー制限を守るにはこのような糖質+糖質の食べ方しかない。動物性脂肪の飽和脂肪酸が体に悪いからできる限り避けるべきだと主治医に言われている」という返事でした。糖質制限を何度もお勧めしたのですが、「主治医と相談したが、せっかくカロリー制限でうまくコントロールできてるのだから、わざわざ危険を冒すべきではないということになった」という返事でした。
 今回のランセットの研究結果を読み、考えを変えてくれたらいいなと期待しております。
《引用以上》




洞口海人

"カロリー制限でやせられる"は迷信だった ~揚げ物や牛肉をいくら食べてもいい~

油脂を控える。カロリーを抑える。これらはダイエットの常識だった。しかしこの「常識」は、ダイエットを失敗させるだけでなく、健康においても悪影響を及ぼしかねないという。『カロリー制限の大罪』(幻冬舎新書)を上梓した北里研究所病院 糖尿病センター長の山田悟医師が、最新の栄養学の知見を紹介する(全3回)。
カロリー制限は「期待薄」
長らく健康やダイエットのために一番だといわれてきた「カロリー制限」ですが、私が知るかぎり、カロリー制限の優位性を示すエビデンスは、医学界には存在しません。
みなさんが信じてきたカロリー神話は、いわば迷信なのです。
人気料理のアヒージョは、まさに油を楽しむ料理、魚介や肉類を油とともに食べるのはロカボ(ゆるやかな糖質制限食)に好適だ。ただし、パンは糖質が高いので食べ過ぎに注意。
私は医師として、迷信を迷信としてみなさんに認識していただくために、世界の学会や信頼に足る医学雑誌からエビデンスを収拾し、機会があるごとに発信してきました。その中からいくつかのエビデンスをご紹介しましょう。
まず、2008年にアメリカの医学雑誌『The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE』で発表された、「低脂質カロリー制限食」「地中海食」「低糖質食」を比較した論文です。*1
それまでは肥満や糖尿病などの治療のためには低脂質食にしてカロリーを制限するのが当たり前でした。が、この常識を覆したエビデンスが列挙され、この論文をきっかけに世界の栄養学は激変を遂げたのです。
簡単に解説をすると、この論文では「低脂質カロリー制限食」「地中海食」「低糖質食」の3つの食事グループに分け、複数の項目に関して2年間、さらに6年後までデータを集計しました。
低脂質カロリー制限食は、カロリーを男性で1日1800kcalに制限しました。
地中海食は、カロリー摂取自体は低脂質食と同じですが、オリーブオイル、ナッツ、魚脂の摂取は奨励しました。つまり、良質といわれる脂質はどんどん摂ってもよい、というグループです。
低糖質食は、カロリーを制限することなく、糖質だけを制限したグループです。
研究開始から2年後、減量効果がもっとも小さかったのは、低脂質食でした。中性脂肪値がもっとも減少しなかったのも、低脂質食でした。善玉コレステロール値も、低糖質食に比べて比較にならないほど改善がみられませんでした。
さらに6年後。減量効果は2年後と同様、低脂質食がもっともありませんでした。6年間を通して、常に減量効果は最下位でした。
動脈硬化指数は改善せず、むしろ悪化しました。
この結果は、当時、医学界でもセンセーショナルなものでした。多くの医師が信憑性を疑い、世界各国で追試験が行なわれたほどでしたが、追試験の結果はどれも変わりがなく、カロリー制限の優位性が失墜し、現在に至るのです。
バターやフォアグラは健康にいい
同じく2013年発行の『The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE』では、「低脂質食」「ナッツ摂取を推奨する地中海食」「オリーブオイル摂取を推奨する地中海食」の3グループを5年間にわたって比較した論文が発表されました。*2
地中海食は良質な脂質を摂取するため、カロリーは高くなります。が、ナッツ、オリーブオイル推奨の両グループとも、低脂質食に比べ、心血管系疾患(心筋梗塞、脳卒中など)の発症率が低いという結果でした。
ナッツやオリーブオイルはヘルシーなイメージもあると思いますので、健康の敵のように思われている飽和脂肪酸(バターやフォワグラに多い動物性脂肪ともよばれる油脂)を摂取するグループと、摂取しないようにしたグループを比較したデータもご紹介しましょう。
この論文では、飽和脂肪酸をそのまま食べたグループと、飽和脂肪酸をリノール酸に切り替えたグループを比較しています。*3
リノール酸は不飽和脂肪酸。俗に健康によいと信じ込まれてきました。
ですが結果は、バターやフォワグラを食べたグループのほうが、心血管系疾患の発症率も、死亡率も低かったのです。
また、日本人の場合でみますと、飽和脂肪酸の摂取量が多い方が脳卒中の発症率が低く、心筋梗塞の発症率については、飽和脂肪酸の摂取量の影響は無いに等しいというエビデンスもあります。*4
これらのエビデンスが意味することは何でしょうか。
脂質やカロリーの制限は、ダイエットや健康においてよい結果が得られるとは期待できず、むしろ良くないこともありえるということです。第1回目で触れたように、カロリー制限を続けるのは、とても大変なことです。そんな辛い思いをしてまで、良い結果が出ないのは馬鹿らしいと思いませんか?
カロリーを気にせず、満腹満足
ここで必ず聞かれる質問があります。
「カロリー制限をしなくてよいというのは、脂質(油脂)やタンパク質を無制限に食べてもいいということですか?」
答えはイエスであり、もしくは慎重にお答えするならばノーといえます。
まず一つは、油やタンパク質は満腹になるまで食べてもかまいませんが、糖質は控える必要があります。糖質を控えた上であれば、油もタンパク質もどんどん食べてOKです。その意味ではイエスです。
一方、もちろんカロリーを無限大に摂取すれば、理論上はやはり太ります。つまり、カロリーを無限大に摂取できる人に対してはノーとなります。ですが、人間には満腹中枢があり、無限大に食べ続けることは決してできません。*5
時に満腹を超えて、食べ過ぎることもあるでしょう。でもその次の日の食事では「昨日ちょっと食べ過ぎて胃が重たいな」という自然のコントロールがかかり、おのずと翌日のカロリー摂取は制限がかかるものなのです。
ですから、読者の方自身がカロリーを無限大に摂取できるような人でない限り、安心して満腹まで食べてください。満腹=あなたが食べてよい上限量です。
さて、ここで説明しなくてはならないのが「糖質」とのつきあい方です。
いまダイエット、病気の予防や治療のための食事は、カロリー制限から方向転換し、世界的に「糖質制限」が主流になろうとしています。
リンクより




森浩平

2017年10月22日 (日)

空腹はなによりの強壮剤

(リンク)より引用
-------------------以下引用-------------------
食べると元気になると思っていますか?
”食べないほうが元気”になります(笑)
「断食」という健康法は、”紀元前”という、相当な昔から世界中で実践されています。
長い年月を経ても廃れずに残っているものというのは、
”効果が確かで実績がある”から残っているのです。
ちょっと前に「水飲み健康法」という、
水をガブガブ飲む健康法がありましたね。
一瞬で廃れ、忘れ去られてしまいました(笑)
このことから考えても、紀元前から残っている....
つまり、2000年以上も世界中で実践されている、
”食べない”という健康法には、ものすごいパワーがある証拠なのです。 
空腹により、人間の身体にどのような効果があるのか。
空腹により休まるのは、まず、胃腸などの消化器官です。
毎日3食、食べていると、消化器官を休ませる時間がありません。
”食べない”ことにより胃腸を休ませると、まず、胃腸が元気になります。
そして、消化吸収に使っていたエネルギーを別のことに回します。
それは、
「細胞組織を修復する」
ことです。
実は、消化吸収というのはとても大変な作業で、莫大なエネルギーを使っています。
だから、食べると眠くなりますね。
これは、身体がエネルギーを消耗して疲れているので、休息したいために”眠くなる”のです。
”食べない”ことにより、この莫大なエネルギーを細胞組織の修復、つまり、
「癒し」
のために用いるわけです。
実は、”食べない”ことは、身体を”根本から癒す”ことに他ならないのです。
この論理から、「精神薬の薬害による極度のダメージ」からの回復に、
いかに”食べない”ことが大切であるか、理解できると思います。
”食べない”ことには、もうひとつ大きなメリットがあります。
それは、
「精神の安定」
です。
つまり、食べないことは、”リラックス”であり、”瞑想”である...ということです。
断食中に「セロトニン」という、脳内物質が大量に増えるということが科学的にわかっています。
セロトニンは「安心感」や「幸福感」、「爽快感」を感じる物質です。
”食べない”ことにより、”幸せになる”ということですね。
これは、逆転の発想です。
もちろん、食べたときの”おいしいい!!”という感動によっても、
脳内の快楽物質は放出されると思います。
しかし、”食事”という行為は短時間なので、幸せの持続も短いです。
”空腹状態”は食べない間ずっと続きますから、それだけ幸せが持続するということになります。
「セロトニンの大放出」が食べない間、ずっと続くということです。
セロトニンは、苦痛を感じさせなくする物質ですから、
この側面から見ても、”食べない”ことがいかに、
「精神薬による薬害を緩和・回復させる」かが理解できる思います。
では、”食べない”ことをいかに生活に取り入れるか。
選択肢は、
①断食をする
②1日1食にする
③微食にする
のいずれかになると思います。
①は、専門家についてやることになります。
特に、長期間の断食は、成功させるのにとてもコツがいります。
長期間の断食をするときは、必ず専門の機関に相談しましょう。
②はとてもおすすめです。ぼくがやっているからです(笑)
”1日1食しか食べなくていい”というのは非常に楽です。
食事にはそれなりに時間がかかりますから、時間の節約になります。
食べていた時間を他の楽しいことをする時間に充てられます。
そして何より、”疲れない”。
ぼくは夕飯だけの1食ですが、
空腹の時間内では、細胞がどんどん修復されていきますから、
例えば、歩いて筋肉が疲労しても、ちょっと休めばすぐ回復します。
すごい「再生能力」です。
頭もとてもクリアーになり、3食の頃と集中力は段違いです。
”いかに無駄に食べていたか”かが、わかりましたね。
夕飯食べたら眠くなるので、食べたらすぐに寝ます(笑)
胃腸が疲れないので、ご飯がめちゃくちゃおいしいですし、
翌日に疲れが残るというのはまずありません。
3食だった人は、とりあえず2食にするだけでも全然違ってきます。
③の微食です。
これは、3食食べたい人におすすめです。
つまり、1回の食べる量をできるだけ少なくします。
それだけ胃腸の負担が減りますから、細胞の修復にもエネルギーを回せます。
人間、1日400キロカロリーぐらいで全然大丈夫だそうです。
世界には”不食”といって、全くご飯を食べずに生きてる人もいっぱいいますから。
「食べないと生きられない」というのも、単なる思い込みですね(笑)
”食べない”で過ごすときに、ひとつコツがあります。
それは、
「笑顔」
です。
笑顔になるとストレスを感じづらくなるので、
「おいしいもの食べて満腹になってストレス解消」
する必要がなくなります。
ぼくも、笑顔を忘れているときは、
なんだかソワソワして何かしら食べたくなってきます。
笑顔を作ると、意識が深くなり、
「宇宙の無限のエネルギー」
につながっていきます。
そこからエネルギーを得ているため、
わざわざ負担の大きい、”食べる”という行為で、
エネルギーを摂取する必要がない...とも言えます。
-------------------引用終了-------------------




食べなきゃ治る!(8)

「3日食べなきゃ、7割治る!」(船瀬俊介著、三五館)の内容がネットで紹介されています。リンク
これを抜粋して引用させていただきます。
   =以下、引用=
第4章 食費は半分!寿命は2倍!
---長寿遺伝子が証明した衝撃の真理---リンク
80年前に発表された「寿命倍増説」の衝撃
◎腹六分ネズミは2倍生きた(マッケイ論文)
半分食べれば、2倍生きる。
こういえば、せせら笑う人がほとんどでしょう。「冗談じゃないよ。根拠があるの?」
ところが科学的にも、医学的にも、根拠があるのです。それは、今や数多くの実験で証明されています。そのさきがけの実験データは冒頭に紹介した米コーネル大学、栄養学者クライブ・M・マッケイ博士の研究論文(「マウスの栄養と寿命に関する研究」)です。
まずマッケイ博士は、実験用マウスを2群に分類しています。食べたいだけ食べたB群と、カロリーを60%に減らしたエサを与えたA群を比較したのです。するとカロリー制限マウス(A群)の平均寿命が約2倍近く延びたと発表しています。
「A群の中には、1400日以上も生存したネズミもいた」(マッケイ論文)
「つまりカロリーを半分にすれば寿命は約2倍になる!
◎近代栄養学を根底から否定する実験
これは当時の研究者にとっても仰天の事実でした。なぜなら、当時、すでに全世界はフォイト栄養学(前出)に支配されていました。”栄養は多いほど身体にいい”という理論が栄養学の常識となっていたからです。
「栄養分に摂り過ぎということはない」と、フォイトは自信満々に語っています。
それが、マッケイ論文によって真っ向から否定されたのです。当時の迷妄な栄養学者たちにとって、とうてい受け入れがたい結果だったでしょう。マッケイ論文は、世界を支配していた近代栄養学の”常識”を根底から覆したのですから・・・。
しかし、この80年も昔の実験は世間の話題になることはほとんどありませんでした。マッケイ論文は学会から黙殺どころか、握りつぶされ、歴史の闇に封印されてしまったのです。なぜか?それはマッケイ博士が、人類が知ってはいけない”真実”に到達したからです。
いわば、”パンドラの箱”です。この時点で、すでに世界の医療は巨大資本に支配されていました。はやくいえばロックフェラー財閥等による医療独占体制です。彼らのことをアッサリ言ってしまえば国際医療マフィアです。製薬や医療の巨大利権を独占しています。”彼ら”にとってマッケイ論文は、じつに都合が悪かった。
なぜなら、「人類はカロリーを半減するだけで寿命が2倍近くのびる可能性がある」。それは、カロリー制限で病気は激減し寿命は倍増することを意味します。
(※→ガン克服法はじめ、巨大利権により封殺された事例は無数。食糧利権も同様→割愛)
 
 サルの実験でも証明された寿命2倍効果
◎原生動物からミジンコ、昆虫、哺乳類まで
しかし---。研究者たちの探究心は、これら不当な圧力に屈したわけではありません。とくに「抗齢学」(アンチ・エイジング)の学者たちは、カロリー制限と寿命との関連に着目してきました。好奇心の旺盛な学者たちは寿命の神秘に胸を躍らせ、挑戦し続けてきたのです。
1980年代後半になるとカロリー制限と寿命の研究が続々と行われるようになりました。そして「ファスティングや小食により寿命が長くなる」ことが動物実験で続々と証明されています。すでに、世界で数十例ものカロリー制限実験が実施されています。
驚くべきことが次々に判明してきました。カロリー制限による寿命延命効果は、酵母やゾウリムシなどの原生動物から、線虫など微生物、さらにはミジンコなどの甲殻類、昆虫、さらにはマウス、サルなどの哺乳類にまで、共通して観察されたのです。
 ◎腹七分サルは2倍生きた(米国立衛生研)
霊長類であるサルの実験でも以下のように寿命が約2倍にのびることが確認されているのです。
 その典型例をあげてみます。
▼サル(アカゲザルとリスザル)
:腹七分サルは2倍生きた(米国立衛生研、報告)
60頭を30頭ずつ(A)(B)2群に分け、(B)群サルには、食べたいだけ、腹一杯食べさせた。(A)群は、カロリーを70%に制限した。こうして15年間、観察を続けました。
その結果、(A)群の死亡率は(B)群の2分の1だった。つまり、カロリー制限した”腹七分”のサルは2倍生きたのです(米国立衛生研、M・レーン、D・イングラム、G・ロスら)。
この実験では、興味深い事実も判明しています。小食派(A)群のサルたちの特徴は、①低体温、②血中インスリン値が低い、③男性ホルモン(DHEAS)が減らない!
この特殊な男性ホルモンの一種は副腎皮質で生成され、別名”若返りホルモン”と呼ばれています。小食健康法の権威、甲田医師(前出)は、こう解説しています。 
 「このホルモンは、加齢にしたがって減ってくるのがふつうです。しかし、この小食ザルたちは減ってこない。このホルモンは、若返りとともに免疫力も増強する作用があるのです。」つまり、腹七分の小食は「強精力にに加え、抗齢力と免疫力を強くする」ことが立証されたのです。これは精力減退に悩む男性たちにとっても朗報と言えるでしょう。



 
佐藤賢志

2017年10月20日 (金)

「缶コーヒーは悪魔の飲み物」と医者が言う理由①

缶コーヒーに限らず、清涼飲料水の多くには大量の砂糖が使われています。中には、「甘さ控えめ」と謳いながら、角砂糖で16個分が含まれているものもあるようです。
液体の糖質は口にしてすぐに血糖値が上がり始め、30分後にはピークに達してしまいます。缶コーヒーを1本飲めば、糖尿病のない健康な人でも30分後には血糖値が140くらいまで急上昇します。これを「血糖値スパイク」と呼びます。血糖値スパイクが起きると、今度はジェットコースターのように一気に下降して、血糖値が低すぎる状態に陥ります。
糖質をとることで血糖値がぐんと上がると、セロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されてハイな気分になるのですが、それが下がると再びハイな気分になりたくなります。それを繰り返すと「糖質中毒」になってしまいます。
清涼飲料水などのメーカーは、人の至福点について計算した上で商品を設計しているのです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「缶コーヒーは悪魔の飲み物」と医者が言う理由リンク
◆知らずに体の不調をつくっているものとは?
――いかにも健康に良さそうなものの正体
「今日も1日、頑張ろう」
 保険関係の企業に勤める30代半ばのA氏は、毎朝、会社が入っているビルに設置された自販機で缶コーヒーを買います。それを持って自席につき、飲みながらパソコンを立ち上げメールチェック。こうして1日を始めるのが日課になっているのです。
 A氏のように、缶コーヒーを欠かさないビジネスパーソンをよく見かけます。テレビで流されているCMでは、「すっきり目が覚め、爽やかな気分で仕事にのぞめる」といった印象づけを行っていますから、その影響を受けているのかもしれません。
 しかし、健康を大事に考えるビジネスパーソンにとって、缶コーヒーは悪魔の飲み物。口にするのは絶対に避けたほうがいいのです。
 缶に限らずペットボトルも同様ですが、そうしたものに入った「コーヒー飲料」は、カフェで売られているいれたてのコーヒーとはまったくの別物。「砂糖の塊が解けた液体」に過ぎず、健康に悪いことはあってもいいことなど1つもないからです。
 下の図0-1を見てください。よく見かけるコーヒー飲料の、1本あたりの糖質含有量を示してあります。リンク
「ボス ホームエスプレッソ ラテミックス 甘さ控えめ」という商品の場合、1本に65・1グラムの糖質(*)が含まれています。角砂糖にして、なんと16個分くらいに値します。 にもかかわらず、「甘さ控えめ」とうたわれています。この売り文句に惹かれて「これなら健康に良さそうだ」と判断している人も多いのではないかと思います。
*正確には炭水化物=糖質+食物繊維だが、食品中の食物繊維はわずかなので、ここでは糖質≒炭水化物とする。
 コーヒー飲料に限りません。下の図0-2にあるように、自販機やコンビニで売られている身近な飲料は、大量の糖質を含んでいるものが多いのです。リンク
 コーラなどの甘い清涼飲料水が糖分を多く含むことはわかるとして、注意が必要なのはいかにも健康に良さそうな商品です。代表的なところをあげただけで、ウイダーinゼリー・エネルギーに45グラム(角砂糖11個分)、ウェルチ オレンジ100に96グラム(角砂糖24個分)、C.C.レモンに50.5グラム(角砂糖12個分)といった具合に大量の糖が含まれています。
 本来、健康な人間の体内には約4.5リットルの血液があり、その中のブドウ糖濃度(血糖値)は空腹時90mg/dlです。つまり、その血液中には4グラム前後のブドウ糖が存在します。それだけあれば十分だから、この数値なのです。
 では、4グラムでいいところに、コーヒー飲料などを飲んで、いきなり大量の砂糖がドバーッと入ってきたらどうでしょう。人間の体がまったく想定していなかった、ばかげた事態が起きるのです。
(続く)





高嶋靖男

2017年10月17日 (火)

皮膚は内臓の鏡である

自然医学を提唱する森下敬一氏のコラム【美容と血液】から一部抜粋して紹介します。
皮膚は“内臓の鏡”と、昔からよく言われてきました。
ところが最近では、病院に行けば、皮膚の異常を“皮膚の病気”と診断され、ステロイド剤を用いた皮膚表面だけの治療を施されることが多くなっています。一時的には良くなっても繰り返します。そのうちにステロイド剤は効かなくなるばかりか、長期使用の場合はやめようとすると以前よりも皮膚の状態が悪くなるということもあります。
痛いから痛みを止める、痒いから痒みを止める...という近代医療の治療法は本質的な問題を先延ばしにし、ますます悪化を招く恐れがあります。「病気の原因を見つけ、原因の解決をすることで根本的な改善を目指す」ことが東洋医学の根幹です。そのために生活習慣や食事などにも気を配ることで治りを邪魔している問題を解決し、人間が本来持っている自然治癒力病気を高めます。
皮膚に異常がある時は、まず血液をきれいにすることが重要です。すると、腸、肝臓、腎臓機能を高め、大敵である便秘を無くすことで、若々しい肌が保たれ、快適な毎日を送ることが出来きます。
では“血液をきれいにする”には、どのような食事が良いか?
以下、【美容と血液】から一部抜粋します。
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<ほんとうの美容食とは>
一般に「美容食」というと、白米少量に生野菜をたっぷりとること、と誤解している人もいるが、このような食事内容では、一時的にはともかく、遅かれ早かれ必ず健康障害を起こす。
健康美を生み出すためには、胚芽成分が不可欠だから、胚芽の含まれた穀物(玄米、玄麦など)を主食としなければならない。また、生野菜は必ずしも美容効果をあらわすとは限らない。体質に合わせた副食の摂り方を工夫することが重要だ。
もちろん血液を汚す動蛋食品(肉、卵、牛乳)は、美容の大敵である。
肉食を多くしている人は、皮膚のキメが荒く、脂ぎってうすぎたないハダをしている。
肉類は、想像をはるかに上回る多量の老廃物や毒素を含んでいる。動物は、屠殺されると意識を失うが、全組織が完全に死んでしまうのは、それから数時間あるいは数十時間たってからのこと、つまり、その間には代謝をおこなっている組織もあるわけで、当然、代謝産物(老廃物・毒素)も生じる。
だが、生きている時なら体外に排出されるはずの、この老廃物や毒素は、すべて体内(血液、筋肉)にそのまま残されてしまう。肉の「うま味」といっているのは、ほかならぬこの毒素、老廃物なのである。
そのうえ、肉の蛋白質自体も、我々の消化管ではうまく処理できない。
それで、尿酸、硫酸など各種の有害な酸類を生じる。それが血中に入って全身を巡り、筋肉や血管を硬化させたり、肝臓の解毒作用及び腎臓の排泄作用を減弱させたりする。これらはすべて、美容上のマイナスとなってあらわれることはいうまでもない。
筋肉をつくっているのも蛋白質、皮膚をつくっているのも蛋白質、したがって美しいプロポーションづくり、魅力的な素肌づくりには、良質蛋白を十分に補給する必要がある..などという、根本的に誤っている現代栄養学式美容論に惑わされてはならない。
本当の美しさを生み出してくれる食物は何かということは、生理機能を正常化させる原理をふまえてこそ初めてわかるものだ。
すべての臓器器官が正常に機能するのに不可欠なものは何かといえば、きれいな血液である。きれいな血液をつくる、すなわち血液性状を正常化するために必須不可欠なことは「玄米・菜食」中心の食生活をおこなうことである。
玄米・菜食の原則は、玄米を主食として野菜、海藻、魚貝を主とした副食を摂ること。それに加えて白米・肉食による血液の汚れや、内臓の疲れを解消する健康食品(胚芽・葉緑素・酵素など)及び薬草茶(ドクダミ、ハトムギなど)もぜひ活用したい。
ともあれ美容効果をあげるためには、浄血作用の強い食品を積極的に利用することが大切だ。具体的にいうと便秘を解消し、腸内細菌叢の正常化をはかって、ビタミンの合成作用を高める食品、血液中の老廃物の排泄を促し、血液を正常な弱アルカリ性にする食品、色素の代謝をよりよくする食品などだ。
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斎藤幸雄

がん治療の画期的な展望

がん細胞に言葉をかけ、はっと我に返らせ正常な細胞に戻す、そんなことが出来れば、がん治療にとって画期的だ。そんな発見を紹介します。
以下「ソトコト」(リンク)より引用します。
■ ■ ■
私たちヒトは、受精卵から出発する多細胞生物。一個の細胞である受精卵は、どんな細胞にでもなりうる潜在能力を持った真の意味の万能細胞である。細胞分裂を繰り返し、増殖していくプロセスにおいて、徐々に細胞は個性を持つようになる。これを細胞の分化と呼ぶ。その仕組みについては前回触れたとおりである。DNAの情報自体に変化はないが、DNA上の遺伝子のスイッチのオン・オフのパターンが多様化していくのだ。
ところがである。
いったんは分化を果たし、専門化した細胞として、一心に仕事に邁進していたはずなのに、あるときそのことを忘れ、未分化状態の細胞──無個性で、ただ増えることだけを行う細胞──に逆戻りしてしまう細胞がある。ガン細胞である。
いうなれば、社会の一員として職業に就き、自分の専門の仕事に邁進していた大人が、あるとき何の拍子か、急にすべてを放り投げて、青春期に戻って当てのない自分探しを始めてしまったようなものだ。細胞の場合、質(たち)が悪いことに、青春期に戻るということは、分化状態の前段階に戻るということであり、それはより旺盛な細胞分裂能力を取り戻すということである。だから自分探しをすると同時に、細胞分裂を繰り返し、自分のクローンをどんどん増やしてしまう。
このような細胞が身体の各所に散らばり、無制限に増え、他の細胞(ちゃんと仕事をしている正常細胞)の酸素や栄養をうばい、圧迫するようになる。そして最後には身体自体を死に至らしめてしまう。これがガンの正体だ。
ガンの治療がむずかしいのは、ガンが外からやってきたエイリアン的悪者ではなく、自分自身の細胞が変質して無法者になったものだからである。つまり内なる敵であるからだ。
細菌やウィルスのようなエイリアンであれば、それを叩く特別な薬物で攻撃すればよい。細菌ならその増殖を阻害する抗生物質(抗生物質はヒトの細胞にはほとんど作用しない)、ウィルスならタミフルのような特異的な薬がある。また身体自体が持っている防御機構である免疫システムが、エイリアンを見つけ出し、食作用(リンパ細胞が異物を飲み込んで消化してしまう)や抗体(異物にくっついてその作用を無力化してしまう)によって排除してくれる。
ところがガン細胞の場合、もともと自己の一部だから、免疫システムにとってとても見分けがつきにくい。ガン細胞に作用すべく開発された抗ガン剤も、多くの場合、正常の細胞をも同時に傷つけてしまう。
結局、もっとも効果的な治療法は、外科的に切除するか、放射線で焼くことになる。しかし、転移して散らばってしまっていたらこれらを完全に取り除くことはできない。
それゆえ、もし究極のガン治療があるとすれば、それは内なる敵としてのガン細胞と正面から戦うことではない。むしろ、ガン細胞に「君は、もともとちゃんとした大人の細胞だったはずだろ。正気を取り戻したまえ」と諭すことである。それによって、ガン細胞がはっと我に返り、自らを取り戻すことができるなら、それがもっとも有効なガン治療法となるはずだ。
しかしそんなことはこれまで誰にもできなかった。どうやって言葉をかけてよいかも、ガン細胞が聞く耳を持つかもわからなかったからである。
スローン・ケタリング研究所は、ニューヨークにある世界最高のガン研究拠点のひとつ。私の母校であるロックフェラー大学の向かい側に、巨大な研究タワーと病院がそびえ立っていて、古めかしい石積みのロックフェラー大学とは好対照の外観だ。
このスローン・ケタリング研究所から最近、画期的な研究論文が著名な研究専門誌『セル』に発表された。研究チームは、マウスを用いた動物実験で、大腸ガンになった細胞に正気を取り戻させる方法を編み出したのだ。
専門的にいえば、APC遺伝子を活性化して、WNTシグナルという命令系統を正常化することを試みた。すると数日以内にガン細胞は成長をとめ、数週間ほどすると大腸の病巣は正常な細胞を生産しはじめた。もちろんこの成果はまだ基礎研究段階であり、すぐにヒトの治療に応用することはできない。より多面的な検証が必要だが、ガン研究に新しい展望が開かれたことは間違いない。



末廣大地

2017年10月16日 (月)

便利なものが増えてきた今、食べるものを選んでいく必要がありそうです。

カップ麺を食べることが多い人は、注意したほうがいいかもしれません。特に日本社会では、便利なものが増えてきた今、食べるものを選んでいかないと、本当に取り返しのつかないことになりかねません。
以下リンクより
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精子減少が起こった原因の1つとして言われているのが、母体が摂取した環境ホルモン。この環境ホルモンには、プラスチックやビニールなどを熱して出るダイオキシンなども含まれており、人間に害のある分質といわれています。身近な物だとカップ麺の器に使われている事が多いです。これが男の胎児の体に入ると異常が起こり、生まれながらにして精子が減少する事態をまねいているとも言われています。
その結果、ある教授による調査で男子ラグビー部34人に検査を依頼して行った結果、正常精子の基準を満たした者はわずか1人という驚きの結果になったそうです!さらに今の20代は現40代の男性達より明らかに精子の量が減っているという報告もすでに出ています。つまり外見が弱々しいから、貧弱だから…というのはまったく関係ありません。
ただ日本人はもともと、世界の平均より精子の数は少ないと言われおり、そもそも日本人の食生活には、豆腐やみそなど、女性ホルモンを含む大豆製品を多く摂っていることが原因の1つとされています。 しかし、逆に日本人に乳がん女性が少ないのは、こうした食生活のおかげだといわれています。




匿名希望

«大腸菌を注射したらがんが消滅

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