2018年1月17日 (水)

ADHDを「グルテンフリー」で克服した子供たちの話

認知症だけでなく、癲癇、頭痛、うつ病、統合失調症、ADHD、さらには性欲減退を引き起こすきっかけが、最近の研究によってグルテンであると判明していると人びとに伝えると、「まさか。みんながグルテンに敏感なわけじゃないでしょう」という返事が返ってくる。
グルテンについて知られていることといえば、もっぱら内臓の健康であり、神経系の健康状態には注目されていないからだ――。
小麦やライ麦、大麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の成分、グルテンを含む食品を摂らない食事法、グルテンフリーはミランダ・カーなどのトップモデルや女優たちが実践したことで広く知られるようになった。
セルビア出身の男子テニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手がグルテンフリーを実践し、パフォーマンスが向上したことを、著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事』で発表したことも記憶に新しい。
■ADHDのS君が回復した理由とは
S君にはこんな病歴があった。何度も耳の感染症に苦しみ、数え切れないほどの抗生物質を服用しており、私が彼を診たとき、耳の感染症予防のための抗生物質を、半年間服用しているところだった。この耳の病気以外にも関節の痛みをずっと訴えていた。私は母親に、グルテンフリーの食事を実践してほしいと説明した。
2週間半後、これ以上ない素晴らしい報告がやってきた。幼稚園の先生から電話によると、S君の振る舞いが大幅に改善しているというのだ。実際、母親は息子が穏やかで対話しやすくなっていて、よく眠っていることに気づいた。薬によるものではなく、食事療法だけで大幅な改善につながったのである。
■そもそもグルテンフリーとは
そもそもグルテンとは「膠(にかわ)」を意味するラテン語で、タンパク質の混合物だ。粘着性のある物質として作用し、クラッカーや焼き菓子、ピザ生地などのパン製品をつくるときに粉をまとめる。
グルテンは発酵の過程で重要な役割を担っていて、小麦粉がイーストを混ざるとパンが膨らむ。
ふわふわのマフィンにかぶりつくとき、あるいは、ピザ生地を焼く前に丸めたり延ばしたりするとき、それができるのはグルテンのおかげだ。実は、今日食べられている、柔らかいけれど、噛みごたえのあるパン製品のほとんどについて、その粘着性はグルテンのおかげなのだ。
多くのアメリカ人は小麦からこのグルテンを消費している。また、地球上でもっともありふれた添加物の一つでもあり、加工食品だけではなく、さまざまな製品にも使われている。
グルテンはまさかと思うところに潜んでいるものだ。調味料やカクテル、さらには化粧品、ハンドクリーム、アイスクリームにも入っている。スープや甘味料、大豆製品にも隠れている。栄養機能食品、よく知られている調合薬にも入っている。
どんなタンパク質でもアレルギーを引き起こすことがあるように、グルテンもアレルギー反応を生む可能性がある。
いまや、グルテン過敏症と、何千年にもわたって医者たちにも理解不能だった脳疾患(統合失調症、癇癪、双極性障害、うつ病、さらに最近の自閉症やADHDなど)との結びつきは証明されている。これは問題なくグルテンを消化できる人や、グルテン過敏症の検査で陰性だった人にさえ当てはまる。
脳疾患も含めてすべての変性疾患を引き起こすのが「炎症」であることは、研究者たちにはかなり前から知られていた。そして研究者たちは、グルテン、さらに言えば高炭水化物の食事が脳に達する炎症反応の原因になっていることを見出しつつある。
炎症は必ずしも悪い反応ではない。体にとって有害であろうと思われるものに対する自己防衛を試みていることを示すという役目もあるのだ。
引用:リンク



 
中 竜馬

超清潔社会は健康にマイナス~行き過ぎた潔癖主義が、健康に悪影響を与えている

わたしたちの体内や体表面に驚くほどの微生物がいることが明らかになってきました。人間の体にある細胞のうち、なんと90%が微生物のものであり、また、人体の内部や表面には1万種を超える微生物が棲息していると言われます。
そのような、「私たちの体の内部や表面のほか、家庭や学校などの生活の場のそれぞれに存在する微生物の集まり」は、「マイクロバイオーム」と呼ばれ、最近とくに注目を集めています。その理由は、この微生物の集まりは、ヒトの健康にとどまらず,心や精神の状態にも影響を与えているらしいこともわかってきたからです。
ところが、最近、閉めっぱなしの窓や機械任せの換気、行き過ぎた潔癖主義は、このマイクロバイオームを変化させ、かえって健康に悪影響を与えているかもしれないことが明らかになってきました。
以下、リンクより一部転載
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省エネのため、ますます多くのビルが密閉され、換気は機械まかせになっている。しかし、わたしたちのこうした建築上の選択が、建物に棲む微生物たちの世界、そして人間の健康にどれだけ影響を及ぼしているのか、科学はこれまであまり解明してこなかった。もしわたしが、自分の体調不良の“犯人”が本当にオフィスだったのかを確かめようと思っても、手がかりは少なかっただろう。
だが、その謎が解き明かされようとしている。米国科学アカデミーが科学者や建築士、エンジニアたちを集め、約1年かけて屋内に棲むマイクロバイオーム(microbiome:微生物叢)に関する研究を行ったのだ。その研究結果は、今年公開される総説論文にまとめられる予定である。
その影響力は大きい。というのも、わたしたちは90パーセント近くの時間を屋内で過ごしているからだ。そしてその時間中ずっと、わたしたちは何百万もの見えない微生物に囲まれている。人間の体内と同じように、建物にもまたマイクロバイオームがあるのだ。
室内における微生物の動きに関する研究者のひとりが、イェール大学教授で化学エンジニアのジョーダン・ペッシャである。ペッシャによると、内部に人がいる建物にいる全微生物のうち、その場にいる人に由来するものはたった20パーセント程度だという。「家にいてもオフィスにいても、あなたは完全かつ継続的に、これらの微生物に囲まれることになるのです」と、ペッシャは言う。
わたしたちは、自分たちの建築やデザイン上の選択が、どのように微生物たちに影響しているのかを、まだ正確には知らない。ただ、これらの選択が確実に微生物たちに影響していることだけはわかっている。わたしたちはすでに、建物をどう暖めたり冷やしたりするか、あるいはその場所でどのように過ごすかを決めることによって、無意識のうちに特定の生物と共生し、ほかの生物たちを排除しているのだ。
「こうした選択が、建物の中の微生物の生態系に変化をもたらします」とペッシャは言う。「わたしたちはいま、フレームワークをつくろうとしています。建物をモデル化することで、『このデザインは、このタイプの微生物の生態系につながる』と示すことができるようにです」
■密閉された建物と健康の相関性
このグループが発表した研究結果のなかで、すでに大きな注目を集めているテーマがある。それは建物の“締め切り具合”、つまりオフィスの密閉された窓が、どれだけわたしたちの健康に影響してきたのか、ということだ。
外界(特に動物)に由来する微生物により多くさらされた子どものほうが、免疫障害や喘息といった疾患を発症する割合が低いことは、すでにわかっている。たとえば、動物たちとの接触が多い環境で育ったバイエルンの農場の子どもたちは、喘息やアレルギーを発症する率が大幅に低い。カナダ北部では、家庭に換気システムが導入されてから、イヌイットの子どもたちの喘息関連の健康問題が激減した。それまでイヌイットの家では、室内の熱を逃がさないために窓が常に目張りされていたからである。
ペッシャは自身の研究のなかで、どんな種類の微生物が子どもたちの健康によいのかを明らかにしようとしてきた。彼は、子どもたちが子宮内にいるときから追跡を行い、家の中の特定の微生物が、幼児期における喘息発症と関係しているかどうかを調べようとした。「喘息を引き起こす、あるいは子どもたちを喘息から守ると考えられる微生物はみつかりませんでした。その代わり、微生物の多様性が強い保護作用をもっていることがわかりました。さまざまな菌や微生物にさらされるほど、子どもたちは喘息になりにくかったのです」と、ペッシャは言う。
では、近代的で超清潔な社会にある建物が、さらにいっそう閉鎖的になったら、何が起こるのだろうか?
最初のエネルギー危機直後の1970年代、建築士たちは省エネのために建物の密閉度を高めた。断熱材を増やし、壁を厚くし、窓の透過性を下げていったのだ。同じころ、咳や胸の痛み、息切れといった症状を示す患者たちが、医師たちのもとを訪れるようになる。それらの症状は、患者たちが働いている建物を出るとほぼ同時に消えるのだった。現在では、建築士たちは「シックハウス症候群」と呼ばれるこの病気のことをよく知っている。換気が不十分だったために、1970年代のホルムアルデヒドいっぱいの建材に吹き付けられた有毒・刺激性の燻煙材が気化し、室内にこもり、住民たちがそれを吸い込んだのだ。この歴史は、建物をこう設計してはいけない、という教訓になった。
それ以来、塗料や床材の有毒ガスは規制されるようになった。しかし、都市が気候変動と戦おうとするなかで、建築士たちは新たな“閉鎖性”の時代に足を踏み入れつつある。こう話すのは、病院を設計するPerkins + Willの主任建築士であり、米国科学アカデミーの研究にも参加しているロビン・グエンサーだ。
「省エネと持続可能な社会実現への欲求は、場合によってはわたしたちを堅く閉ざされた、機械空調の建物へと向かわせるのです」と、彼女は言う。




斎藤幸雄

日本人の研究が2017年の「世界で影響を与えた科学論文」トップ3にランクイン ~女性内科医の方が、男性内科医より「腕がいい」?

■日本人の研究が2017年の「世界で影響を与えた科学論文」トップ3にランクイン(リンク)より転載します。
女性内科医の方が、男性内科医より「腕がいい」ことを示唆する論文を発表、話題を呼んだ
日本人が手がけた研究論文が、2017年に最く影響力が大きい論文ランキングの第3位に入った。12日、科学論文のインパクトを評価するイギリスの「オルトメトリク」社が発表した。内科の患者を診る場合、女性医師の方が男性医師より「腕がいい」ことを示唆する研究結果で、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の津川友介助教らによるもの。
研究は、2011~2014年の間に内科系の病気で入院したアメリカの65歳以上の高齢患者約150万人の予後がどうなったのかを、患者の重症度や病院の医療の質の影響を取り除いた上で、担当医の性別で比べた。
入院後30日以内の死亡率は男性医師が11.5%、女性医師は11.1%で、女性医師の患者の方が死亡率が低かった。退院後30日以内の再入院率も、女性医師の担当患者の方が低かった。
女性医師の方が軽症患者を多く診ている可能性もあるため、重症度に関係なく入院した患者を診ているシフト勤務の「ホスピタリスト」と呼ばれる内科医のデータを解析した。それでもやはり女性医師の担当患者の方が死亡率、再入院率ともに低いという結果だった。
津川さんによると、一見すると男性医師と女性医師の患者の死亡率の差は小さいように見えるものの、性別による死亡率の違いは、米国での2003~2013年の高齢者の死亡率の低下の度合いと「ほぼ同じレベル」であり、決して無視できるものではないと言う。
「男性医師と女性医師の担当患者の死亡率の差はわずかなようにみえますが、患者の死亡率を3~4%下げることは非常に難しい。医療技術が進歩し、新薬が多く出る10年間の医療の進歩で改善された死亡率の度合いと、男女の医師の患者の死亡率の差が同じというのはとても考えさせられる数字です」
なぜ女性医師の方が、成績がいいのか。
津川さんは「女性医師の方が治療指針を守り、患者の話をよく聞き、専門家に相談する傾向が高いことは過去の研究でわかっている。また女性の方がリスクを避けがちな傾向は経済学や心理学の論文でも指摘されている。そういったことが関連しているのでは」とみる。
今回、津川たちの論文の影響度を評価したオルトメトリク社は、2016年12月~2017年11月の1年間に世界中の科学雑誌に載った英語論文約220万本を対象に、どれだけ読まれたか指標を作り、評価した。
評価の基準は、他の論文への引用の度合い、閲覧数、ニュースメディアでの紹介数のほか、TwitterやFacebookなどSNSでどれほど話題になったかなども含まれている。それらを総合的に評価し、点数化して比較、トップ100を公表している。
2017年の「最も影響の大きかった論文」の3位に論文が入ったことについて、ハフポスト日本版の取材に津川さんはメールでこう述べた。
「これほど多くの人が『医師の性別』に関心を持っていたのは正直驚いた。患者さんからすると、担当医が女性だと分かったときに心配に思っていた人がいたからかもしれません。医師の関心も高かったようです。他の職業同様、女性医師は、男性医師よりも給与が低かったり、昇進が遅かったり不公平な扱いを受けていることが欧米では社会問題となっています。女性医師の処遇改善の判断材料の一つになったという連絡も受けています」
■オルトメトリクが選んだ2017年の「影響力の大きい論文」ランキング
1位 炭水化物の摂取量と心臓病による死亡率との関係を調べた研究
2位 博士課程の学生の多くがストレス、精神障害のリスクが高いという調査研究
3位 女性医師のほうが男性医師よりも患者の死亡率、再入院率が低いことを明らかにした論文
4位 遺伝子編集ツールCRISPRを使い、ヒト胚から心臓病変異を除去する研究論文
5位 「聡明さ」に対する女性の嫌悪感は、子どもの時に抱いた固定観念が影響を及ぼしている可能性があることを示唆する論文
6位 飛行昆虫が広範囲で急速に減っているとする論文
7位 世界の子供と大人の肥満は、わずか40年で10倍に増えたとする研究
8位 白亜紀中期の琥珀から見つかった原始的な羽毛恐竜は老化するにつれて歯が失われていくことが分かった研究
9.西アフリカで大流行中のエボラ出血熱へのワクチン接種は完全に効果的とする論文
10.人工子宮の人間への応用の新たな可能性を示唆する論文




瀬部倫一郎

■「ポリファーマシー」が危ない。5種類以上の薬の服用は危ない

・複数の病気をするとやたらと処方される薬の種類が増えます。
「ポリファーマシー」は「たくさんの薬」という意味ですが、一般的に「医学的に必要以上の薬の服用」を意味します。薬の数に厳格な定義はないようですが、多くの研究は、5種類以上の服用とみなしている。
ポリファーマシーの危険性についての記事がありましたので紹介します(雑誌「選択」17年12月号「不養生のすすめ」から抜粋)
かく云う私も心臓と糖尿を患っています。一日9種類の薬を処方されているので、とても気になる記事です。
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・ハーバード大の全米大規模調査に結果、2011~12年は、65歳以上の患者39%が、五種類以上の薬を服用していた。(20~39歳は3.1%、40~64歳は15%)
UCLA医療センター老年学科の部長は「ポリファーマシーは、米国のもう一つの薬物問題」「そして問題は巨大」と述べている。
・カリフォルニア大学のK・コビンスキー博士は、「多くの医師は、処方する薬がどれくらいの期間必要であるかを考慮していない。服用を開始すると二度と辞めない傾向がある」と指摘する。
・ドイツのW・ヘアデッケ大学の研究者らは、「慢性疾患の治療は、ガイドラインにしたがって治療することが推奨されているが、複数の疾患をもつ高齢患者に対して、ガイドラインの変更や議論は無い。
全てのガイドラインに沿って治療をすれば、必然的にポリファーマシーとなる。
複数の疾患をもつ高齢の患者が利用しているにもかかわらず、殆どの臨床試験による有効性の根拠は、若年者が対象である」と指摘している。
・若年者に比べて、高齢者は腎臓や肝臓などの機能が低下する。そのため薬の解毒や排泄がしにくく、副作用が起こりやすい。
05年、米国における430万件以上の医療機関の受診は、薬の副作用に起因すると推定された。
高齢の外来患者35%、入院患者40%が副作用を経験し、5種類以上の投薬を受けた外来患者は、より少ない投薬を受けていた患者と比較して、薬の副作用のリスクが88%増加した。
更にポリファーマシーにより、日常生活の活動の減少と身体機能の低下、認知障害、転倒、尿失禁や栄養障害のリスクが高まった。
・ナーシングホーム(NH)では更に深刻である。米政府機関はNHのポリファーマシーを重要な問題とみなし、9種類以上の投薬の患者を対象に調査を開始した。結果副作用は、9種以上の投薬を受けた患者が、より少ない患者の2倍であった。
特に不必要な抗精神病薬の投与は重大だ。13年秋、J&Jが、高齢者への安全性や有効性が米国食品医薬品局に未承認の抗精神病薬などを、NHに積極的にマーケッティングしたことで、刑事及び民事訴訟が起こり、22億ドル以上の和解金を支払った。米司法省は「米国史上最大の医療詐欺の一つ」という。
その後の研究では、心臓の弱い高齢者の血糖値を、厳しい治療で徹底的にコントロールしても、却って合併症や死を招くことになることが明らかになった。            ―抜粋終わり
☆医者は自分の専門範囲の疾患に対して熱心に処方しますが、患者が抱える他の疾患に対してはあまり関心を持ちません。
当たり前の話ですが、健康と薬の副作用を避けるためには、薬は最低限にしておくにこしたことは無い。結局自ら勉強して自己防衛するしかなさそうです。





荘家為蔵 

2018年1月15日 (月)

老けない人は「腸の若返り」ができている!

まだまだ人間の体のことはわかりませんが、腸には多くの力があるのかもしれません。
引用元:リンク
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認知症700万人時代を乗り切るカギは「腸」
今、先進国の多くで高齢化が進み、認知症が深刻な社会問題となっています。現在、世界の認知症患者さんの数は約3500万人。WHO(世界保健機関)の調査によると、20年ごとに患者数は約2倍に増加すると見込まれています。
私たちが暮らす日本も例外ではありません。平均寿命が男性で80歳、女性で87歳、男女合わせると84歳となり、世界でトップクラスの長寿国だからです。
実際、日本の認知症患者数は2012年現在で約460万人にも達しており、認知症予備軍とされる約400万人を含めると、860万人もの数にのぼります。さらに厚生労働省の推計によると、2025年には700万人に達するとされており、認知症治療の問題はもちろん、認知症対策もますます重要になってきているといえます。「まだ働き盛りの年代だから関係ない」とは言っていられないのです。
認知症は、脳の神経細胞が変性することから起こる脳の病気ですが、日頃から脳細胞の壊死や障害を防ぐ生活を心がけることで、発症リスクをかなり低くすることができます。そのカギとなっているのが、ほかならぬ「腸」なのです。
ところが、そういわれても、ピンとこない人は多いでしょう。「脳と腸は離れているのに、なぜ認知症予防に腸がカギとなるのか?」と思われても当然のことかもしれません。
しかし、腸は別名「第2の脳」と呼ばれており、小腸の一部の細胞や大腸の細胞は、神経を通じて脳と密に結びついています。ですから、腸が汚れていることから生じる生活習慣病や精神的な不調、免疫力や血流の低下といったことは、すべて認知症の発症リスクを高める要因となるのです。また、腸が不調だと細胞への栄養・水分の供給が滞りがちになり、ひいては脳細胞にも十分な栄養や水分が届かなくなります。こうなると脳へのダメージにつながるのはいうまでもありません。
このような腸の状態が長期間にわたって続けば、将来、認知症を発症するリスクが高まる一方といっても過言ではありません。まだ働き盛りの30代、40代だとしても、早いうちから腸の環境を整え、認知症への対策をしておいたほうがいいのは、このためなのです。
腸の状態がよければ健康を維持することができ、老化を防ぐことにもつながります。腸が元気に機能することで、私たちの体を構成している60兆個の細胞が、いきいきと働けるシステムになっているからです。腸が元気なら脳を元気にすることにつながり、認知症予防にも有効なのです。
日本は世界でトップクラスの長寿国ですが、単に長生きすることが必ずしも幸せとはいえません。心の底から喜ぶべき長寿とは、健康であってこそではないでしょうか。このことは近年、「健康長寿」という言葉が注目されていることからもわかります。健康長寿とは、寝たきりや介護を必要としない、自立して生活ができる期間がどのくらいかを示した指標です。
健康長寿を左右するのは、何を食べ、どのような生活習慣を続けてきたのかにかかっているといっても過言ではありません。さらにいうなら、「腸」によいことをしてきたかどうかです。
私は胃腸内視鏡外科医として約40年間にわたり、米国と日本合わせて何十万例もの人たちの腸を診てきました。その経験から間違いなくいえることは、高齢であっても、「腸」がきれいな人は健康で、元気で若々しいということです。
健康長寿を左右する「腸内細菌」の働き
近年、腸が体の免疫力にも大いに関係していることが知られ、注目されています。この腸の役割を十分に機能させるカギを握っているのが「腸内細菌」です。腸がきれいで、腸内環境がよく保たれていれば腸内細菌の働きは活性化し、私たちの体を構成している60兆個の細胞を若返らせることにつながる体内酵素も活性化します。ひいては健康長寿を延ばすことができるのです。
腸内細菌のなかでも、特に重要なのが善玉菌です。この善玉菌が腸で十分に働くことによって健康の維持や改善につながるのはもちろん、脳の細胞も元気になり、認知症を予防することができるのです。これは、腸内で脳の健康に必要な栄養素や神経伝達物質の素がつくられるからです。
具体的に説明すると、体内で合成できないビタミン群を腸内細菌は作り出してくれます。その種類は、ビタミンB1、B2、B6、B12、K(脂溶性ビタミン)、パントテン酸、葉酸と豊富です。なかでもビタミンB6とB12が脳の萎縮を遅らせるとの報告や、ビタミンB群と葉酸が中高年のうつ症状の改善に効くといった研究報告が海外から寄せられています。
特に脳の萎縮は認知症の大きな要因となります。また、老年性うつは認知症へ進行していくリスクがあるとされています。このことからも、腸を健康な状態にすることで認知症の予防にもなることが理解していただけるかと思います。





土偶

砂糖と心臓病の関係性とは?

砂糖は健康に悪影響を及ぼします。カロリーが高いだけではありません。砂糖とその他の食品を同カロリーで比較した数々の研究において、身体に与える影響が異なることが明らかになっているのです。そしてここにきて、砂糖業界がそれらの事実を隠していたことが明らかになってきました。
過去50年ほど、脂肪が心臓病の主要因であると考えられてきました。でも、その真犯人は、卵から摂取したコレステロールや、胃から動脈へ取り込まれたステーキではないようです。ここ10年ほどの研究で、砂糖の消費と心臓病の関連性が明らかになってきているのです。
さらに、脂肪と心臓病を関連付ける「知恵」は、まったく一般的ではなかったことが明らかになっています。1960年代、心臓病の原因を研究していた科学者らは、砂糖を犯人と考えていました。ジャーナル誌PLOS Biologyに発表された論文によると、砂糖業界が出資した研究により、その関係性は曖昧にされ、葬られたそうでうす。
同論文の研究者の1人、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校のStanton Glantz氏は、NPRにこう話しています。
砂糖業界は、うまく全責任を脂肪になすり付けたのです。
Glantzら研究チームは、米国の砂糖事業者団体と関係の深い財団「Sugar Research Foundation」が出資した、砂糖による健康への悪影響を調べた研究に注目しました。同財団は、好ましくない結果が出はじめたため、研究が完了する前に資金提供を打ち切っていたのです。
さらにSugar Research Foundationは1967年、砂糖の消費と心臓病の関連を示した研究を疑問視するレビュー記事に、秘密裏に出資します。同記事は『The New England Journal of Medicine』に掲載されました。そのあと、SRFは独自の研究に着手。サクロース(砂糖)を摂取したラットと、でんぷんまたは通常の食事を摂取したラットを比較しました。
研究は3年間行われましたが、完了のわずか12週間前に資金が打ち切られました。その時点での暫定的な結果として、砂糖を多く摂取したラットは、他のラットに比べてトリグリセリドの血中濃度が高くなっていました。人の場合、トリグリセリドが高いことは、心臓発作や脳卒中の危険因子とされています。また同研究では、砂糖の摂取と、人の膀胱がんと関係する酵素であるベータ・グルクロニダーゼの関連性も示されていました。
これらはあくまでも、ラットを用いた研究です。また、危険因子に過ぎず、疾患の存在を示すものではありません。つまり、砂糖が心臓病や膀胱がんの原因であることは意味しません。打ち切られた研究は、確固たる証拠にはなりえませんが、「砂糖は単なるカロリー源ではない」ことを示す証拠の一部にはなりえたでしょう。
Glantz氏の論文は、一連の研究の1つに過ぎません。同研究チームは、たとえばタバコ、製薬、気候変動などのもっと広い視点で、業界が出資した研究はその業界に都合のいい結果を出す傾向があること(および、業界に都合の悪い結果を出しそうな研究は中止または未発表で終わること)を示そうとしています。




匿名希望

2018年1月10日 (水)

週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品#2 イカ・白身魚フライ編①

山東省の「イカ社長」が産地偽装を認めた
文春ネットより以下引用です。
リンク
ニセモノや劣悪商品が当たり前に並んでいる
「週刊文春」で特集した「中国猛毒食品シリーズ」では、取材班のメンバーが中国全土へ足を運んだ。中でも、中国・山東省は「日本の食料庫」と呼ばれるほど、私たちの食卓と縁が深い。「山東省統計年鑑」によれば、2014年の山東省の輸出額はおよそ1450億ドル。そのうち、約160億ドルが日本向けだ。
 山東省の現地取材で、水産加工物の生産地・文登市(現文登区)に来ていた私は取材予定だった市場周辺の飲食街を、通訳を担当してくれた日本人ジャーナリスト・林真宣氏と訪れた。そこで「九州拉麺」と書かれた店の看板を見つけ、目が釘付けになってしまった。
 よく見ると、看板に描かれた絵は、有名な日本のアニメキャラにそっくりなのだ。
 どう見ても、「一休み」の姿勢をとった室町時代のとんち坊主だ。彼の頭に、髪を描き足してコック帽を被せ、ラーメン丼を持たせている。中国には、こうした悪質なニセモノや劣悪な商品が当たり前のように並んでおり、驚きの連続だった。
「日本の食料庫」山東省の市場に度肝を抜かれた
 翌朝、市場を見学した。果物や肉類なども数多く並んでいたが、「山東省最大の魚の生産基地」と呼ばれる港町・石島管理区から運ばれてくる豊富な魚介類がウリだという。
 肉類の売り場を見ていくと、主に豚肉や鶏肉が置かれており、大量のハエがたかっている。どす黒く変色した木の板の上に生レバーを置いている肉屋もあって、度肝を抜かれた。
 ゴミと思われるチラシの上に並ぶ豚足は売り物なのか、もはやよくわからない。
 海産物売り場へ足を向けると、ステンレスやプラスチック製のバットに氷は一切敷かれず、常温で商品が並べられていた。そのため、魚の腐ったような異臭が漂っていた。新鮮なイカは鮮度に応じて無色透明から白、ピンクへと順番に色が変化してゆくという。写真のイカは鮮度が落ちて傷み始めていた。新鮮な魚介類が集まるとされる市場でもこの有様だ。
 石島の食品加工場へ潜入してみると、さらに衝撃的な光景を目の当たりにした。
日本向けに冷凍イカリングなどを年間5000トン出荷する加工場
 訪れたのは、石島の中心街から約30km郊外にある小さな加工場だ。30人ほどの従業員が黙々と作業を行っていた。
「石島で取引先を探しています」
 潜入取材のため、当然ながら記者だと明かすことはできず、商談に来たというポーズで私たちから挨拶すると、色黒で、頭髪の薄い社長が機嫌よく出迎えてくれた。商売っ気の強い人物らしく、いきなり日本と直接取引がしたいと訴えてきた。
 厚労省の2016年度「輸入食品監視統計」によれば、魚の冷凍食品の輸入届出量は、1位が中国で15万3846トン。山東省でも多くの水産加工物が日本向けに作られている。
 加工場の社長によると、日本向けに冷凍のイカリングやイカの加工品、白身魚のフライを年間5000トンも出荷しているという。
 こういった日本へ輸入される中国産の海産物製品は、安価な飲食店やお惣菜、弁当の食材に使われることが多い。冷凍食品では中国産のイカがよく使われている。
 ところが、加工場の従業員は、私服姿でマスクもしていない。古くなったピンク色のイカは黒く汚れた軍手を使ってさばかれ、錆びたバットへ入れられていた。加工場内は、生臭く、清潔な印象は微塵もなかった。
 続けて、切ったイカを添加物に漬ける工程も見せてもらうことに。大きな金属製の容器に入れられた添加物の溶液に漬けこんだ後、イカリングのサイズにカットされるそうだ。
 イカ社長から「酸化防止剤です」と説明されたが、刺激臭がしたのでふと気になり、イカが入っていない隣の容器に指を入れて味をたしかめようとした瞬間、「危ない! それを絶対口に入れるな!」とイカ社長に怒鳴られた。
「その溶液に浸すと、イカが膨れて見た目がよくなるんだ。高く売るためだよ。でも、その溶液は口にしてはならない。自分なら形が悪くても添加物のないイカを食べるからね」
 日本向けに大量の水産加工品を作っておいて、イカ社長は悪びれもせずこう言い放った。
きほどの添加物に浸したイカリングだ。あきらかに形や色ツヤが違う。とても酸化防止剤とは思えない薬品に漬けられているのだから怖い。
なぜか「生産地 青島」と書かれたダンボールが……
 ふと、製品を詰める段ボール箱を見て、あることに気付いた。
 生産地の欄に「山東 青島」と記載されているのだ。青島は石島から200km以上離れている山東省の大都市だ。日本でもおなじみの「青島ビール」でご存じの方も多いだろう。
「このイカはどこで漁獲されたのですか?」
「石島近海ですよ。このあたりではたくさん獲れますから」
「でも、生産地が『青島』となっていますよ。産地偽装では?」
「え? いやあ、なんでかな(笑)」
 イカ社長は問い詰められて、あきらかに狼狽した。
「さっき、日本へ輸出しているとおっしゃっていましたが、本当に“輸出権”を持っている?」
イカ社長が産地偽装を認めた!
 中国では、企業が日本へ商品を輸出する際、政府に対して「対外貿易権」の届出・登録が必要となる。輸出の権利を持たない企業は、海外取引を直接行うことが許されていない。
「え? 持っていますよ、ははは……」
 社長はとぼけながら、応接室へ私と通訳を案内すると、観念したようにため息をついた。
「実は、輸出権を持っているのは青島の大きな企業で、商品をそこへ送って日本と取引してもらっているんです……」
 やはりウソをついていた。こうなると、5000トンの出荷量も眉唾だ。
 産地偽装を認めたイカ社長は不機嫌そうにこう言い訳した。
「10年前は日照市(山東省)で水産加工の工場を営んでいましたが、化学薬品工場がたくさんできたので水質が汚染されて、石島へ移転したんです。我々はまだマシですよ。この近くに100パーセント日本向けの白身魚フライ工場があるけど、そこもひどいもんです」
続く




惻隠之心

週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品#2 イカ・白身魚フライ編②

文春オンラインより続き引用します
リンク
生臭いニオイが充満する白身魚フライ加工場へ潜入
 その工場に潜入したい――。交渉の結果、近くの白身魚のフライを加工する工場へ入れてもらえることになった。
「あそこの工場は悪いヤツとつながっていて評判が悪い。しかも孫請けなのさ。日本の企業と直接契約しているわけではない。だから、日本人に見られたくない。バレたらどうなるかわからないから、絶対に日本語を話さないでくれ」
 イカ社長から重大な注意事項を言い渡され、私と通訳の林氏に緊張が走る。イカ社長の車で、5分ほど走ったところに問題の加工場はあった。中はイカ社長の加工場同様、薄暗い。
 加工場内はハエが飛び交い、生臭いニオイが充満している。あたりに段ボール箱が散乱しており、整理しきれていなかった。
 段ボールの外側には、「開きメゴチ」や「アジフライ」、「あんこう肝」などと日本語で商品名が書かれていたのである。この加工場は、間違いなく日本向け食品を製造していた。他にも「サーモン大葉フライ」など、日本の大手水産加工会社の企業名が記載された箱も確認した。
 作業員たちはエプロンに作業着、手袋とマスクをしていて、イカ社長の加工場より一見清潔にしていた。ところが、ある作業員がさばいていた魚を数匹地面に落としてしまい、どうするのか見ていたら、拾ってそのまま他の魚と一緒にバットへ入れた。地面は魚をさばいた後に出る生ゴミで汚れていた。日本語で抗議するわけにもいかず、林氏と黙ってため息をつくしかなかった。
「もう、いいだろ。昼の休憩なんだ」
 その加工場の責任者は、無愛想な表情でイカ社長に言った。明らかに見学者の我々を煙たがっているようだ。聞きたいことは山ほどあったが、仕方なく我々は外へ出た。すると、従業員もぞろぞろと出てきた。おもむろにマスクや長靴を脱ぎ、日光で干しているように見えた。
 中国でも衛生的な加工場はもちろん存在する。まともな所だと、長靴や作業着は滅菌室で殺菌され、こうして着用したまま無造作に外へ出ることはない。この加工場では、作業員の消毒に対する意識はほとんどなかった。
 日本に戻った後、段ボールに名前が載っていた企業へ、石島の加工場と取引があるのか確認してみたが、全ての企業が「そのような企業との取引はありません」と回答した。
 では、我々が石島の加工場で見た光景は何だったのか。中国のどこで作られたのか把握できていない食品を我々の食卓へ届けている日本企業も存在する。それは紛れもない事実だ。一消費者として、食品企業の担当者には、もっと自分たちが扱う商品の管理を徹底して欲しい。
引用終わり



惻隠之心

週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品#1 漬物編

「ゴミじゃないよ、ニンジンよ!」
文春オンラインより以下引用です
リンク
 まずは下の写真を見ていただきたい。トラックの荷台に積まれた緑色の物体は、ゴミじゃない。日本にも輸出される青菜の漬物だ。中国・四川省の漬物加工場に入ってきたこのトラックには、冷蔵設備はおろか、容器や袋などにも入れられず、荷台に直に置かれた漬物がうず高く積まれている。地面が濡れているのは、荷台から滴り落ちる青菜の汁のせいだ。
 あまりにも雑に扱われた青菜は、ここから6時間ほど離れた契約農家で一次加工され、二次加工を行う目的で運ばれてきたという。その後、再び野積みされ、輸出のために数時間かけて港まで運ぶと、加工場の警備員が説明してくれた。当時、四川省の気温は35度前後あったため、青菜からは鼻を突く異臭がたちこめていた。
 これは、2013年~2014年にかけて「週刊文春」で「中国猛毒食品シリーズ」の現地取材をしていた際、私が目撃したものだ。今回は、日本向けに輸出されていることを確認した中国食品の中で、実際に見たひどい中国産漬物をいくつかご紹介したい。
加工場の中は「衛生面の問題から見せられない」
 潜入を試みたのは、漬物の一大産地・新繁の漬物加工場だ。四川省の省都・成都から車で1時間半ほどの場所にある。若い中国人運転手を手配して訪れた。
「当社は、青菜、ニンニク、しょうが、大根、ニンジンなどの漬物を作っています。常温で、16カ月持ちますよ。安全面に問題ありません。中国のCIQ(中国検査検疫局)の調査に合格していますから」
 事務所にいた国際市場部の担当女性は、愛想よく応対してくれた。日本との取引は中国のバイヤーが間に入り、「今回は青菜が何トン」など、必要に応じた量の漬物を納めるという。
「日本のどんな企業と取引しているか、バイヤーでないとわかりません。製品のパッキングの仕事は、日本企業とバイヤーで行います」
 新しい商談相手だと思ったのか、担当者は正直にこちらの質問に答えてくれた。
 ところが、加工場の中を視察したい旨を伝えると途端に笑顔が消え、「衛生面の問題から見せられない」と断られた。
事務所から外へ出ると、隣接する加工場の扉が開いていたので“見学”させてもらうことにした。工場内は広く、敷地の中央に縦が約10m、横が約2m、深さ4m弱の発酵槽が2つあった。他にも小さな発酵槽がいくつかある。
 写真はニンニクやしょうがを塩につけて一次発酵させているものだが、見る限りどれがニンニクで、どれがしょうがなのか判然としなかった。しょうがは、中国産野菜の中で、最も輸入量が多い。貿易統計を見ると、2015年の中国産しょうがの輸入量は約2万トンだ。安価な回転寿司店や海鮮系の居酒屋などで、無料で提供される「ガリ」は、中国産しょうがで作られていると考えたほうがいいだろう。
 発酵槽の側で、初老の女性が2人働いていた。作業着は着ておらず、Tシャツにサンダル姿の女性もいた。聞くと、発酵させたニンニクの皮をむいて洗う作業をしているという。
 なんと、ニンニクは地べたに積まれ、汚れたプラスチック容器にスコップで入れられていた。
 別の発酵槽らしきものを覗くと、泥水のような茶色い液体に浸った多数の白い袋が見えた。どう見ても泥水にゴミ袋を放り投げたようにしか見えず、老女に尋ねてみた。
「おばさん、この槽はゴミ置き場なの?」
「ゴミじゃないよ! ニンジンを漬けているのよ! それは泥水じゃなくて塩水だよ。もう何年も取り替えていないからそんな色なのよ。このあたりの伝統の漬け方なの」
 老女はそう笑ったが、にわかに信じられなかった。写真だと一目瞭然だが、誰がこれを見てニンジンの漬物だとわかるだろうか。同行していた中国人運転手が「これはゴミだよ。いつもこんなものを食べさせられていたのか」と絶句していた。
 よく見ると、袋は工業製品が入っていた麻袋を使いまわしたものだ。泥水はわずかに赤味を帯びており、ニンジンの色素が溶け出していた。
 青菜やニンジンの漬物は、安価な飲食チェーン店では、無料の付け合せで出されることが多い。弁当チェーンやスーパーの弁当に入っている漬物も同様だ。国産と謳っていない限りは、そういった漬物の類は中国産の可能性が高いことを知っておいていただきたい。
中略
日本には、こうしたどうやって作られたのかわからない中国産食品が今も入っている。厚生労働省の「輸入食品監視統計」(2016年度)によれば、日本は中国から野菜の漬物を最も多く輸入している。届出された中国産野菜漬物の数量は、9万9323トンで、検疫所などで実際に検査された量は5301トン。全体の約5%しかない。このうち、違反件数が3件。違反数量は12トンだった。
 一見、違反が少ないようにも見えるが、スルーされた約9万4000トンの中にこれまで見てきたような危険な漬物が入っていてもおかしくはない。2位の韓国は輸入量が1万4132トンと、数が圧倒的に違う。韓国からの輸入総量より、検査されていない中国産漬物のほうが多いことに驚く。
 わずか5%の中国産漬物の安全しか保証されていないのが、もう何年も変わっていないこの国の現状だ。それは、別の中国産食品にも同じことが言える。次回は、イカや白身魚のフライなど海産物製品の実態についてご紹介したい。
引用終わり




惻隠之心

2018年1月 7日 (日)

疲れの原因は食事にあり

(リンク)より引用します。
----------------------以下引用----------------------
朝食を抜く   重要度 ★★★★★
 これぞ不健康な体を健康体に根本から変える、最重要ポイントである。
「ええ? 朝食を抜くなんて、不健康の最たるものじゃないか」
 そう思われる方がほとんどであろう。むりもない。
 朝食を抜くのは体に悪いという俗信は、現代では不変の真理のようになっている。あたかもガリレオの時代の天動説のようなものだ。
 「私は朝食を食べていません」などと言おうものなら、「どこか悪いの?」とけげんな顔で心配されるのがオチである。
 だが、朝食抜きの生活を1週間続けてみてほしい。それで分かる。朝食ほど体に悪いものはなかったと。
 朝食を抜けば、朝起きるときや、日中の原因不明の疲れはウソのように解消する。
 論より証拠。まずは実践して、体調が驚くほど改善されることを体験してもらえばすぐに分かることであるが、やる気を起こしていただくためにも、そのメカニズムを紹介しよう。
 ひとことで言えばこうだ。人間の体が食事を完全に消化吸収、排泄し終えるまで、18時間かかる。だから1日に1度、食事の間隔をこの18時間ぶんあけないといけない。そうしないと内蔵は24時間つねに活動し続けることになるのだ。
 1日だけで見ればたいしたことはないように思えるが、1日に1度も内蔵を休めない人は、死ぬまで内蔵を休めない人である。
 逆に、1日に1度、必ずこの間隔をあけている人は、毎日体を休めていることになる。死ぬまで体を休めない人と、毎日休めている人。その体力差は自明であろう。寿命にも大きく影響する。
 詳しく説明しよう。
 夜6時に夕食をとったとする。ふつう次の食事は翌日の朝6時から7時ごろの朝食になるだろう。
 だがこれでは、まだ12~3時間しかたっておらず、体は排泄処理の真っ最中である。なのに次の食事が入ってきてしまう。
 体が排泄に全力をあげなければならない時間に、もう次の消化吸収を始めなければならなくなるのだ。
 体にしてみれば、「ちょっと待ってくれ」と言いたいところだ。食欲がないのは、当然である。
 夜6時に夕食をとったときに、次に食事をとるべき適正な時間はいつか。
 それはずばり、18時間後の、翌日昼12時以降なのだ。
 この時間まで食事をとらなければ、1日に1回、排泄は完全に行われ、内臓は充分な休養を取ることができる。
 これを数日実践したなら、あなたはここ数年、あるいは数十年味わったことのない、体の爽快感を知ることになるだろう。体も心も軽い、じつに心地よい感覚である。
 われわれがものを食べるときは、食べたいと思ったものを気軽に口に入れて数回噛んで飲み込むだけだが、そのあと体はじつにけなげに働き、この異物を体に取り込む努力をする。胃腸はもちろんのこと、特に肝臓がフル回転する。栄養を貯蔵したり分解したり合成したり毒素の処理もする。使い古した栄養は腎臓が回収して体外に捨てる。ほかにもあらゆる臓器が一丸となってこの新しく入ってきたエネルギー源の処理にかかる。このように内臓をフル回転させる、非常に体に負担をかける行為が食べるということなのである。
 しかも、これから少しずつ述べていくが、現代の食生活は消化吸収が大変に困難で、とくに肝臓を著しく酷使する。肝臓の疲れは、ただちに全身の疲れとなって現れる。
 1日に18時間、何も食べない時間を作ることがいかに重要か分かるであろう。
 それには、朝食を抜くのがベストのタイミングなのである。
 朝食を抜けば、時間もお金も節約できるというメリットもある。それでいて信じられないような健康体が手に入るのだから、いつも疲れているという人は今日にも始めるべきである。健康な人が実践すれば、ますます健康になることは言うまでもない。
----------------------引用終了----------------------





松下晃典

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