マスクによる弊害「小さな子どもの言語発達能力と認知能力の著しい低下」
リンク
より引用。
---
ドイツのドルトムント工科大学の研究者たちによる研究で、
「小学校4年生のドイツの子どもたちの読解力が大幅に低下していた」
ということを報告したものです。
それはわりと壊滅的な結果となっていまして、2021年にこの試験を受けた子どものうちの「 4分の 1」が読解力に問題があることがわかったのです。
今年に入ってから、マスクとロックダウンによる弊害と見られる「小さな子どもの言語発達能力と認知能力の著しい低下」が、世界各地で顕著になっていることを以下の2つの記事で取りあげています。
<略>
人間の成長というのは、極めて精緻で厳密であり、そして、脳と言語発達は相互に影響し合っているので、適正な年齢の発達でない場合、後から完全な修正はできないはずです。
たとえば「 0歳で環境から獲得する能力は、後から獲得できるものではない」ですし、1歳で獲得すべき能力も、2歳で獲得すべき能力も、その時にその機会を奪われてしまうと、「後からは基本的には補正できない」のです。
現在の多くの子どもたちが、一生低い言語能力と低い認知能力のまま成長していく可能性があります。
<略>
また、上の記事でご紹介した 2017年の研究のまとめでは、乳幼児だけではなく、「子どもは十代の中盤までずっと他人の表情で感情を学んでいる」ことがわかります。
つまり、現在のマスク社会で丸2年過ごした子どもたちの中には、認知力や読解力だけではなく、
「感情が、人の表情から汲み取れない」
人たちがたくさんいる可能性があるのです。
人間の感情の獲得年齢は、もちろん多少の差はあっても、上の記事でご紹介した中には以下のように書かれてあります。
> 子どもたちのすべての年齢で、「幸せ、悲しい、怒っている」は認識された。
>
> しかし、8歳以下の子どもたちの中で「驚き」の顔を正確に検知した子どもはほとんどいなかった。また、14歳以下では「嫌悪感」の表情を検出できず、16歳以下は「恐怖」の感情を検出できなかった。 (Fatherly)
・「驚き」の表情の理解を体得するのは 8歳以降
・「嫌悪」の表情の理解を体得するのは 14歳以降
・「恐怖」の表情の理解を体得するのは 16歳以降
なのです。
これはすべて「他人の顔から学ぶ」ものです。
他人の「驚き」の表情を理解しなければどうなるか、他人の「嫌悪」の表情を理解しなければどうなるか、他人の「恐怖」の表情を理解しなければどうなるか。
嫌悪の表情がわからなければ、相手が嫌がっていることを理解できない。
恐怖の表情がわからなければ、人が「恐怖の中にいる」としても、それを表情からは理解できないということです。
今後、そういう人たちがものすごく増えていく社会になる可能性があるということです。
これらの表情の理解の学習も後から学ぶことはできません。
<略>
ドイツの小学校 4年生の子どもたちの読解力が、パンデミック前の時代から劇的に低下していることが研究で判明した。
ドルトムント工科大学の研究者たちによる研究では、4年生のドイツの子どもたちは、パンデミック以前の子どもよりも読書能力がはるかに低いことがわかった。
ユニセフからの警告の中で、コロナウイルスパンデミック中の学校閉鎖の結果として、世界中の子どもたちが「ほぼ克服できない」学習の喪失に苦しんでいるという警告が出ている。
ドイツの研究者からのプレスリリースによると、この研究では、2021年に 100を超えるドイツの学校の小学校 4年生に標準的な読解テストを実施し、その結果を 2016年に採取したサンプルと比較した。
この比較の結果は厳しいものだった。
読書レベルが「良い」から「非常に良い」と評価された子どもの数は 2016年以来 7%減少した。一方、読解力に問題があるとされた子どもの数は 6%増加し、2021年に試験したすべての生徒の 4分の1以上に該当した。
研究者たちはまた、ほとんどの科目にとって、読解力というものは不可欠なスキルであり、今回の研究の結果は、学校での読書以外の科目への能力低下にも波及する可能性が高いと警告している。
<略>
このような学校の閉鎖に加えて、特に小さな子どもであればあるほど「脳の成長がマスクによる低酸素で阻害されている」ので、根本的な脳の発達の問題があると思われます。脳が年齢相応の発達をしていないのです。
なお、大人は長期間のマスクからはさほど影響は受けません。せいぜい寿命が 5年、10年縮む程度だと思います(小さな子どもの場合は、マスクでの酸欠による臓器発達不全により「寿命が半減する」くらいまであると私は考えています)。
子どもたちの深刻な脳と臓器の発育不全が日本中で、そして世界中で広がっていると見られます。これは子どもたちがマスクをしている時間と比例しますので、今後、子どもたちを助けられるのは親と教育者だけです。
何もなかったかのようにマスク社会が継続しているのは絶対によくありません。
---
以上
(音瀬世那)
« タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。~野口のタネ店主 野口勲さん | トップページ | 自然放射線と人工放射線 »
« タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。~野口のタネ店主 野口勲さん | トップページ | 自然放射線と人工放射線 »
コメント