F1種は野菜だけではない。豚にも用いられるという危うさ
現在日本で流通している野菜は殆どがF1種と知られているが、豚は特殊な交配方法が用いられている。
スーパーでよく目にする"三元豚"は3種のF1種を掛け合わせて生まれてきた雑種を豚肉として養豚している。
改めて食肉のためだけに交配された三元豚は、過酷な自然の中で生きぬいていく摂理から外れていて危うさを感じざるを得ません。
自然の中に放牧して養育する豚なども見られますが、育ち方だけではなく種の由来から注目して食物に注目して見ると視点が変わってきます。
以下、リンク から
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現在、飼育されているのが豚は、掛け合わせる前の純粋な品種と、雑種の2つに分けられます。普段、私たちが食べている豚肉は、複数の品種を掛け合わせた雑種の豚肉がほとんどです。 “雑種”と書かれると、えっそれってどうなの??と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ただ、“雑種”には良さがあります。異なる品種を掛け合わせる、いわゆる“雑種“は、純粋種より強健な子孫が産出されるという研究結果があるのです。言い換えると、異なる品種の良い部分をイイトコ取りできるということです。そこで………うまいこと掛け合わせを行って“最強の豚肉”を作ってやろう!と思いつきませんか?簡単に言うとそうしてできたのが『三元豚』です。 もう、なんとなくお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、『三元豚』の“三元”とは、異なる異品種を3つ掛け合わせた雑種“三元交配”させた豚のことを呼んでいるのです。ですから、『三元豚』とは、〇〇牛のようなブランドとは違うと言うことです。
『三元豚』がもっている、品種は“ランドレース種(L)”、“大ヨークシャー種(W)”、“デュロック種(D)”の3つです。まず、それぞれの頭文字をとって、LWDと呼ばれています。大ヨークシャーは、Large WhiteのWです。このLWDの掛け合わせが主流なのですが、この掛け合わせにはやはり、それぞれの豚の良い部分が集結されいます。それぞれの豚の長所・特徴とは… ランドレース種(L)…赤肉率が高い。繁殖力に優れ、発育も早い。 大ヨークシャー種(W)…赤肉率が高い。身体が大きくなる。繁殖力に優れ、発育が早い。 デュロック種(D)…他品種に比べて、餌の量が少なくて済むので経済的。発育が早い。肉質がよく、霜降りになりやすい。 これらの、イイトコ取りをして誕生したのが『三元豚』なのです。 『三元豚』があれば『四元豚』もあるの? …あります。『四元豚』とは、4つの純粋な異品種を掛け合わせた雑種のことを言います。欧米で生産される豚のほとんどは『四元豚』だそうです。掛け合わせは3+1ということです。 『四元豚』=『三元豚』+チェスターホワイト種 ホワイトチェスター種…発育が早い。夏場でも活力が衰えない。後方に張り出すほどよく発達するモモ といった、掛け合わせが主流です。 このように『三元豚』や『四元豚』は、上手に掛け合わせを行い、良い部分を受け継いだ豚さんたちということです。また、これらは各産地の環境や与える餌によっても肉質が変わってくるので、その違いも楽しむことができます。 贅沢な肉といば“牛”を思いつきますが、贅沢に育てられた最強の“豚”もいかがでしょうか。
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(匿名希望)
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