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2022年5月11日 (水)

野菜は植物としては奇形

農業の品質改良を問題とするか安全とするか現在「農」のブログで議論していますが、そもそも野菜というものが品種改良の帰結であるという事象をご存知でしょうか?

下記、久松達央氏の「キレイゴトぬきの農業論」の中から紹介します。

>植物が外敵から見を守るために持っている防御機能は、人間に対しても毒になったり、良くない食感や味覚として働いたりする事も多い。たとえば赤ワインなどに含まれるタンニンは植物が自己防衛のために獲得した代表的な物質です。これを口にすると苦味や渋みを感じることは、よく知られています。
「雑草」と呼ばれている植物の多くは、人に食べられないか、食べても美味しくないものです。食べにくいものが多い中、食べられる少ないものを選び、長い年月をかけて栽培しやすく改良し、苦味やえぐみを少なく、やわらかく、大きくしたものが現在の野菜と呼ばれるものです。品種改良によって、毒を作るエネルギーを栄養や食味成分の生産に振り向けさせているのが野菜なのです。当然、病害虫に対しては非常に弱く、人間の保護なしでは生存し得ません。
「自然に育てれば野菜は病害虫にやられない」という人もいますが、そもそも野菜は自然なものではありません。野菜は人が手をかけなければ自然界では生きていけないいわば植物の奇形なのです。

豚や犬が家畜から人間の為に改良されてきたように、野菜もまた植物を人間の為に変えてきたものなのです。なおかつ植物界の中ではほんの一部。
私達が農業を自然の摂理と捉えると、かなり無理がありコントロールや人工的に自然に手を加えたものという範疇の位置に居るのでしょう。
それを踏まえてF1種や農業と自然界の話も追求していければと思います。

 

(田野健)

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