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2022年6月13日 (月)

糠に住む虫

この時期米ぬかや白米を寝床に大量発生する虫がいる。
リンクより以下

【ノシメマダラメイガ】
 

○和名

ノシメマダラメイガ [メイガ科]
 

○英名

Indian meal moth
 

○学名

Plodia interpunctella (Hubner) [Pyralidae]
 

○分布

日本を含む世界各国。
 

○形態

【卵】長径が0.4mm内外の楕円形。乳白色。
 【幼虫】老齢幼虫の体長は10mm-12mm。頭部は茶褐色、腹部は系統や環境により黄白色、淡赤色、淡緑色など。
 【蛹】体長は8mm前後。黄褐色。
 【成虫】体長7-8mm。翅を広げると14mm内外。頭部は紫赤色、腹部は灰白色、 前翅の基半分は淡黄色、灰褐色で仕切られたあと半分は赤褐色。
 

○加害する食品

穀類、小麦粉などの穀粉、油分の多い乾燥加工食品など。
 

○生態

玄米の場合、幼虫は胚芽部に次いでぬか層を食べ白米化する。菓子やインスタント食品の袋を食い破って中に入り込み食べることもある。また加害された食品の表面に細かく糸を張り、覆ってしまうこともある。
 
 さらにお米や小麦粉などの食品に卵を産み付けます。ノシメマダラメイガは一度に数百個ほど産卵するため、米びつの中に1匹の幼虫を見つけた場合、想像以上の数が潜んでいる可能性が高い。

○防除方法

こまめに清掃し、餌となりやすい食品くずなどを出来るだけ残さないようにする。工場などでは発生を確認するフェロモントラップも使用される。
 

○備考

ノシメマダラメイガ(熨斗目斑螟蛾)の名は、前翅の模様が着物の熨斗目模様に似ていることによる。以前はノシメコクガ(熨斗目穀蛾)とも呼んでいた。ノシメマダラメイガ幼虫の糞は赤いので他の虫との区別が付きやすいと言われることがあるが、スジマダラメイガなども同様に赤い糞をする。

 

(上原大吾)

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