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2022年6月30日 (木)

市販食品が添加物まみれになるまでの歴史。なぜ食品とは言えないものがスーパーで販売されるようになったのか①

食品添加物について、やや古い記事ですが、非常に丁寧、かつ現代でも非常にわかりやすくまとめられている記事を紹介します。(リンク
改めて現代における食生活を見直すきっかけになればと思います。


こんにちは、上村歩です。
最近、スーパーでも無添加商品や着色・保存料不使用の商品が増えてきたように感じます。
一方でまだまだ商品の棚には添加物まみれの食品、
そして冷凍コーナーには添加物だらけの加工食品がずらりと並んでいます。

食品添加物はいつから使われ始めたのか?
そもそも添加する理由はなんだろう?

と、考えたことはありませんか。


■実は、食品添加物は遡れば50万年の長い歴史があります。

50万年前ごろにはすでに原人が、火を使用し、
保存のためにたき火の煙で肉をいぶす「燻蒸(くんじょう)」の技術を使っています。

現在では、「燻液(くんえき)」という添加物がありますね。

数千年前には中国で、豆腐を作るための「にがり」や、麺を作るための「かん水」
が添加物として見いだされました。

約2000年前のローマ帝国時代には、岩塩を用いて豚肉を長期保存していました。

岩塩の中に含まれる硝酸塩が亜硝酸塩に変化し、
菌の活動を抑えると共に発色を良くし、風味を増す役割を果たしました。

これが後に、ハムやソーセージに繋がります。

日本でも弥生〜古墳時代には、ワサビや山椒が保存性や風味を高める香辛料として用いられていました。

このように私たちの食生活には、食品添加物は欠かせない物だったということが分かります。

では、なぜ今、添加物が危険視されているのでしょうか?

■近代以降、産業革命と共に開発される甘味料や着色料。

□石油由来・遺伝子組み換え作物が食品添加物として導入され始める。
合成食品添加物の始まりは1851年に遡ります。意外と最近ですね。

酢酸とアルコールを原料に、果実香料を目的とした酢酸エチルエステルが万博博覧会(ロンドン)で発表されました。

1856年にはタール色素の合成が開発されます。
1859年にはベーキングパウダーが開発され、クッキーやケーキの生産の工場化が始まりました。
1979年にはサッカリンが甘味料として開発されます。
1800年代に続々と食品添加物が開発されていきました。

外食産業が発達すると同時に、これらは全国で求められるようになりました。
これにより、添加物による健康被害が多発します。

・森永ヒ素ミルク事件(1955)
西日本で粉ミルクを飲んだ乳幼児が次々と衰弱死や肝臓肥大を起こしました。
死亡者130名、発症者12,001名の世界最大級の食品公害となりました。

製造行程で大量のヒ素を含む第二リン酸ソーダを使用したことが原因で、日本の食品衛生史上、最も大きな出来事と認識されています。

・ズルチンによる急性中毒(1964)
自家製のあんつけ餅を食べ、30人中6人が頭痛、嘔吐、手足のしびれを訴え、うち一人(73歳)は翌日死亡しました。

ズルチンの大量摂取による急性食中毒でした。
ズルチンは比較的毒性が強く、甘さは砂糖の約250倍ありますが、量を増やしても甘みは強くならないという変わった特徴があるので、うっかり大量に使いやすい添加物だったことが原因となっています。

・ニコチン酸(1986)
挽肉をハンバーグにして食べたところ、食べた直後から発疹、皮膚温度上昇、皮膚紅潮などの症状が起きました。

肉を赤く発色させ、新鮮に見せるためにニコチン酸を不正に添加したと見られます。

昭和55年から56年にかけて、日本各地でニコチン酸の過剰摂取による一過性の中毒事例が報告されたため、昭和57年より食肉および鮮魚介類には使用してはならないことになりました。

ここでも企業側の裏側が見られますね。

何事もそうですが、死者や健康被害者が出てから、ようやく安全性の調査に入るやり方には疑問が浮かびます。

しかし、このような過去があるにもかかわらず、なお、同じことが繰り返されているのです。


■国が指定した安全な食品添加物は本当に安全といえるのか?

食品衛生法によると、食品添加物の定義は

食品の製造過程において、または食品の加工、保存の目的で食品に添加、混和、浸潤そのための方法によって使用するもの

とされています。そして食品添加物の目的は、

人の健康を損なうおそれがなく、かつその使用が消費者に何らかの利点を与えるものでなくてはならない

とされています。


■しかし、ここで述べられている「人の健康」が曖昧です。

確かに無添加食品はすぐにカビが生えてしまいやすいやすく流通に不向きな食品もあるでしょう。
でも人体で無害な、無添加の食品も現に流通されているのですから、実際には全く流通できないわけではありません。

必要以上に使われた
数知れない、着色料、乳化剤、保存料、香料、原価を安く下げるために使われる不要な物質・・・・・・

本当に現代の市販加工食品等に大量に使用されている食品添加物が消費者にとってメリットがあるものだといえるのでしょうか。

実際に私は化学食品にアレルギー反応を起こし、肌荒れや吐き気を催します。

ですが、一部の人間のために法は変えられないので問題ないとされています。
安全性を確認する試験をクリアすれば、人の健康を損なうおそれがないのでしょうか?

②へ続く

 

(真実一路)

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