思春期が遅れている?思春期をわざと抑制する?
男の子たちが高いところから飛び降りるなど危険なことに挑戦したり、女の子が恋バナに夢中になったり、大人の真似をしたくなったりする思春期。
思春期は、人類固有のものであり、人類の進化上欠かせないものです。
その思春期が遅れていたり、わざと思春期を来ないようにもできるといいます。
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■思春期遅発症 以下引用リンク
思春期遅発症とは、男子では14歳頃、女子では13歳頃までに二次性徴が見られない病気のことです。
二次性徴とは、思春期に精巣や卵巣が発達して性ホルモンを盛んに分泌するようになることで、男子では声変わりや筋肉の発達、外性器の発育が生じ、女子では初潮や乳房の発達、皮下脂肪の蓄積などが生じます。これらの二次性徴は、初めに脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、これの刺激を受けてさらに脳の下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されます。性腺刺激ホルモンは、精巣や卵巣に作用し、それぞれの性ホルモン分泌を促す作用を持ちます。体質や遺伝的に二次性徴の発現が遅れることもありますが、二次性徴の発現を司る3種のホルモン分泌が低下していることが原因のこともあります。
■思春期が遅れる要因 リンク
思春期の遅れは、たいていは正常範囲内の遅れで、遺伝的に性的発達が遅れる家系もあると考えられます(体質性の思春期の遅れとも呼ばれる)。
コントロール不良の 糖尿病、 炎症性腸疾患、腎疾患、 嚢胞(のうほう)性線維症、貧血などの様々な病気が原因で、性的発達が遅れたり起こらなかったりすることがあります。
放射線療法やがんの化学療法を受けたことが原因で、発達が遅れたりみられなかったりする青年もいます。
また自己免疫疾患(橋本甲状腺炎、アジソン病、および卵巣に直接的な影響を及ぼす一部の病気)により思春期の発来が遅れることもあります。下垂体や視床下部に損傷を与える腫瘍によって、ゴナドトロピンの量が減少したり、このホルモンの分泌が完全に止まったりすることがあります。
男児では、過去にあった精巣のねじれ(精巣捻転症)などによる損傷、または感染症(ムンプスなど)といった精巣の病気により思春期が遅れることがあります。青年、特に女子は過度な運動や過激なダイエットのために非常に痩せて思春期が遅れることがよくあり、月経がないこともあります(無月経)。
■二次性徴抑制ホルモン 以下リンク引用
GnRHアゴニストを投与すると、下垂体からのLH、FSHの分泌が停止し、性ホルモンが分泌されなくなります。性ホルモンが分泌されなくなると、男女それぞれの二次性徴の働きも一時停止します。
(中略)
利点
MTFの場合
・男性化を抑えることができるため、社会適応がしやすくなる。
・治療中は、身長は伸びると言われています。そのため、思春期開始(16歳頃)であれば、女性ホルモンを開始した方がよいでしょう。
FTMの場合
卵巣の働きを抑えるため、女性ホルモン分泌を抑制します。
・月経がなくなる。
・乳房の発育を抑える。
・身長は止まらない。(早期に、男性ホルモン治療を開始すると、骨の成長板が閉鎖し、身長が止まります。)
副作用
・頻度5%以上
不正出血(50%弱に生じる可能性あり)→黄体ホルモンを投与
ほてり、熱感て、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗、関節痛、 骨疼痛等の疼痛(手指などのこわばり、腰痛、筋肉)
頻度5%未満
性欲減退、冷感、視覚障害、気分変動、情緒不安定
眠気、いらいら感、 記憶力低下、注意力低下、知覚異常
悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇
疲労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、体重増加、下肢痛、息苦しさ
引用以上
(たかこ)
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