本当のおいしいはなぜ生まれる?
焦げ付かなくて、洗うのも楽、とテフロン加工のフライパンが多く流通していますよね。でも、昔はそんなものはなかった。IH調理器も多いですが、電磁波が身体によくない、なんて話もありますよね。新しい文明の利器は私たちの生活を楽にはしてくれています。でも楽=豊か、何でしょうか。
鉄の鍋で調理するからこそ、鉄分を補えたなんて話も聞きます。
健康思考の強い方に話を聞くと、圧力鍋や土鍋をお勧めされます。一度使ったらやめられない!そうです。それはなぜ?と気になります!
なぜ土鍋がおすすめなのか?日本人の主食、お米を土鍋で炊くとどうなるのか?調べてみました。
以下引用です(リンク)
----------------------------------------------------------
〇じわじわ温度が上がるから。
土鍋の特長の1つが、熱伝導率。
金属に比べると、土鍋の熱伝導率は約100分の1から約300分の1ほどと言われます。そのため土鍋は金属製の鍋と比べて温度上昇がゆるやか。これが、お米の甘みや旨みをグッと引き出す秘訣です。
お米にはアミラーゼというでんぷんを分解する酵素が含まれています。お米の甘みは、でんぷんが糖に分解されることにより引き出されます。このアミラーゼが最も活発に働く温度は40?50度。ゆっくり昇温する土鍋では、お米が糊化する際、温度が一気に上がりきらないので、アミラーゼが働く時間が長く保たれるため、そのおかげでおいしいごはんが炊けるのです。
また、昔から言われるおいしいごはんを炊くコツ、「はじめチョロチョロ、中パッパ、ブツブツいうころ火を引いて、ひと握りのわら燃やし、赤子泣いてもふた取るな」という言葉をご存知でしょうか? これは釜でごはんを炊くときのコツを歌にしたものです。「はじめチョロチョロ」とは、低い温度でアミラーゼを活性化させる予備炊きのこと。この絶妙な火かげんが、熱伝導性の低い土鍋だからそれが簡単にできるのです。
〇温度が下がりにくいから。
もう1つの土鍋の特長が蓄熱性です。
お米をおいしく炊くために重要なのが、沸とうしてから98度以上で加熱し続けること。歌の続きの「中パッパ」とは、釜から吹きこぼれるほどの高温で炊くことを表しています。熱が冷めにくい土鍋は、火を弱めても鍋の中全体で高温をキープ。そのため、一粒ひと粒にしっかり火が通り炊きムラを抑えられます。
火を止めた後は、充分に蒸らしの時間を取ります。これが最後の「赤子泣いてもふた取るな」の部分。火を消した直後は米の表面に水分が多く残っています。蒸らしとは、この水分をお米の内部まで浸透させる工程です。十分に蒸らすことで、水分が均一に行き渡ります。
土鍋は火から下ろしたあともすぐに冷めません。蒸らしている間もじわじわと加熱されるため、水分が浸透すると同時に鍋に残った余計な水分を飛ばし、ふっくらと美味しいごはんに炊きあげてくれます。
---------------------------------------------------------
引用終わり
素早く、手軽に料理がしたい!という思いが、もしかしたら本当のおいしさを感じられなくしているのかもしれません。ゆっくりじっくり調理するからこそ、大切な栄養素や本当のおいしさだけでなく、気持ちの余裕や豊かさをはぐくんでいきそう!
土鍋は昔の人が使っていた土器の現代版ともいえるのではないでしょうか。
ぜひ使ってみてください。
(匿名希望)
« 一生の足の基礎は6歳で決まる!幼児期の「足育」のすすめ! | トップページ | 健康とはどう考えるか?どう生きるか? »
« 一生の足の基礎は6歳で決まる!幼児期の「足育」のすすめ! | トップページ | 健康とはどう考えるか?どう生きるか? »
コメント