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2022年11月 2日 (水)

「塩」を知る、"すごい!"の一言

お塩は、空気や水とともに、生きていくうえで欠かせないもの。
人間の塩分濃度は、太古昔の海と同じであり、生命の神秘であるとともに、生命の起源の裏付けと考えられますね。
そんな「塩」についてのエピソードを紹介します。

(以下、リンクより引用)

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 徳川家康公に「塩」に関するとても有名なエピソードがあります。

徳川家康はある日、側に仕える阿茶の局に

「この世で一番うまいものは何か?」と尋ねると、阿茶の局は

「それは塩です。山海の珍味も塩の味付け次第でございます」

「では一番不味いものは何だ?」

「それも塩でございます。どんなに美味しいものでも塩味が過ぎると食べられなくなります」

塩はさじ加減ひとつで、他のものの味を引き出したり、殺したりする…。

この挿話は「一番うまくて、まずいもの」というものですが「塩」の効能を余すことなく表現しています。

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”塩”という唯一のもの

私たちの食べるものは、植物性食品か動物性食品に分類されますが、

実は、すべての食品の中で唯一、塩だけがどちらにも属さない食品なのです。

塩の成分は、ナトリウムなどのミネラル。日本で造られる食塩は、基本的に海水を凝縮して煮詰めたものですから、植物由来でも、動物由来でもありません。

ナトリウムは私たちの身体に必須のミネラルです。
これだけ科学の発達した現代でも、塩に代わるものを人工的に造りだす方法はありません。

塩だけは代用のきかない、地球上に唯一無二の食品なのです。
また、味覚的にも、人の塩に対する要求はひときわ強いことが知られています。

塩は、

栄養的にも味覚の上でも代わるもののない、かけがえのない食品なのです。

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では、塩が身体の中でどんな働きをしているのか見ていきましょう。

①細胞を正常に保つ

 塩は、私たちの身体の中の血液・消化液・リンパ液などの体液に、イオンの状態で溶けています。そして、細胞の内と外との体液の圧力(浸透圧)を調整し、バランスを一定に保つ働きをしています。

このバランスがどちらに傾いても栄養を体内に取り込めなくなってしまいます。

②神経や筋肉の働きの調整

 私たちが身体を動かすとき、脳からの命令が電気信号として神経細胞を伝わっていきます。この電気信号を伝える働きをするのが、塩の成分であるナトリウムイオンです。

 塩が不足すると、この伝達がうまくいかなくなるので、体調不良などを引き起こします。

 足をつったという経験がある方もたくさんいると思いますが、これも、汗をかいて身体のナトリウムが極端に不足した結果です。

③食欲や味覚の正常化

 適切な塩味は食欲を増進させます。また、塩味の刺激によって、おいしさを感じる正常な味覚が保たれています。

 あまりに塩気のない食事を続けると、味覚も鈍くなるため食欲も落ちてしまいます。



 そのほかにも塩は、身体が酸性になるのを防いだり、消化と吸収を助けるなど、様々な働きをしています。

塩はさながら、健康のマルチプレーヤー、多すぎず少なすぎず、良い関係を保つことが、健康のためには一番なのです。

(後略)

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(匿名希望)

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コメント

【人物】生はちみつに魅せられた日本人女性が届ける、ロシアの自然の恵み「小さく続けることの大切さ」
2022年11月4日, 08:48
https://sputniknews.jp/20221104/13644400.html
生はちみつに魅せられた日本人女性 - Sputnik 日本, 1920, 04.11.2022
© 写真 : ©Maruri Garden

ロシア・モスクワ郊外の町コロリョフに暮らす日本人女性、佐藤真理さん。ロシア人の夫と結婚したことがきっかけでこの町にやってきた佐藤さんは、ロシアの天然はちみつやイワン茶(イワンチャイ)、希少な森のきのこ「チャーガ」を日本に向けて販売している。扱うのは、佐藤さん自身が魅せられたこだわりの食品ばかりだ。佐藤さんは、日露関係が冷え込む中にあっても、ロシアの大自然の恵みを小さく、長く提供していきたいと話す。
以前はインドや東南アジアの洋服・雑貨を日本向けに販売する仕事をしていた。今から8年前、インドで出会ったロシア人の夫と結婚しロシアに住むことになった。環境の変化は思ったより大きく、友人もおらず、精神的に落ち込む日々を送っていた。そんなとき、夫の友人がはちみつを差し入れてくれた。その人こそ養蜂家の3代目だった。

(佐藤さんが信頼する養蜂家。トヴェリ州で養蜂を営む
https://cdnn1.img.jp.sputniknews.com/img/07e6/0b/04/13644506_0:0:2730:2048_1920x0_80_0_0_1412e99d655be3a9e16c459a44a7ce23.jpg.webp
© 写真 : ©Maruri Garden)

ロシアで突然はちみつ好きになってしまう日本人は多い。日本では加熱しているはちみつが一般的だが、ロシアではちみつと認められるのは「生はちみつ」のみ。非加熱だからこそ、はちみつの栄養が失われることはない。佐藤さんは身体と心の回復を実感でき、これまで食べてきたはちみつとはまったく違う食べ物だとわかった。また、生はちみつの中でも、佐藤さんが扱っているのは、完熟はちみつである。
「ミツバチの最後の仕事、つまり羽を使って水分を蒸発させ、糖度が80パーセント位になるまではちみつを濃縮させ、自分の身体から出てくるミツロウで巣箱に蓋をするのを待ちます。それが完熟はちみつです。普通のはちみつよりも販売期間が短く、量は少なくなります。私がはちみつを仕入れている養蜂家は、トヴェリ州の小さな村、手付かずの大自然がある場所で養蜂をしています。そこは気候が安定しないので、農家がほとんどなく、農薬の心配もありません」

(巣みつ。完熟はちみつの美味しさが味わえる
https://cdnn1.img.jp.sputniknews.com/img/07e6/0b/03/13644241_0:0:2730:2048_1920x0_80_0_0_b8c9d45ff3815d739c40fe30b742b217.jpg.webp
© 写真 : ©Maruri Garden)

佐藤さんが個人向けにロシアの商品を販売しているサイトMaruriGardenをのぞくと、一般的なサイトと比べて商品の種類が少ない。
「はちみつを買うときは養蜂家と養蜂の環境を知ることが一番大事です。本来、お店をうまくやっていくには、あと10種類くらい商品があるのが理想的なので、色々なはちみつを集めてアソートにして売ってはどうかというアイデアもありました。でも、やはり信頼のおけるこの方から仕入れたいという気持ちがあって、やめました。インドの洋服や雑貨を扱っていたときは、大量生産・大量販売で、自転車操業状態でしたが、本物のはちみつは自然のものですから、そうはいきません。天候次第で取れる量も変わります。少ししか仕入れられない年は早々に売り切れになってしまいますが、それはそれでかまわないと思っています」
はちみつ以外には、チャーガを使ったお茶も人気だ。チャーガは白樺の木に寄生し、免疫力増強や抗がん作用、活性酸素除去など、現代人が求める健康効果によって、日本でも注目が集まっている。佐藤さんは、環境汚染のないヤロスラヴリ州北部で手摘みされたチャーガを仕入れているが、もともとチャーガ自体が希少な上に、中国でも需要が非常に高まっているので、量としては限られている。
(写真)https://sputniknews.jp/20221104/13644400.html#pv=g%3D13645932%2Fp%3D13644854
https://sputniknews.jp/20221104/13644400.html#pv=g%3D13645932%2Fp%3D13644815
https://sputniknews.jp/20221104/13644400.html#pv=g%3D13645932%2Fp%3D13644652

商品のラインナップや在庫は少なくても、佐藤さんの考え方に共感・賛同してくれる人々が、佐藤さんのライフワークを支えてくれている。
「自分がはちみつのおかげで元気になったこともあり、日本の皆さんとはちみつを共有したいという使命感が生まれてきました。ナッツ類や果物など、ミツバチが受粉してくれないと、食べられなくなるものはたくさんあります。本物のはちみつを食べてもらうことによって、ミツバチの保護や、私たち人間の食生活にミツバチが果たしている役割、というところまで思いをめぐらせてもらえたら嬉しいです。
今の日露関係の状況でロシアのものを日本に紹介していくのは難しく、様々な値上がりの影響もありますが、本当に欲しいと思ってくれる方のところに届けられたらと思います。お客様の多くは、ダーチャの文化や、ロシア人が受け継いできた、自然と共生する暮らしと知恵に憧れをもつ人たちです。ロシア人は自然に近すぎて、自分自身がそれに気づいていないと思います。例えばお金がなくても、きのこなど森から季節ごとの食材を持ち帰ってくる等、ロシア人がもともとやってきたことは、日本人には新鮮に映ります。様々な人、そして社会と関わっていく中で、私が何を提供できるのだろうか?と考えると、今の仕事を、小さな規模でも長く続けていこうという考えに至ります。本物のはちみつを届けながら、ミツバチがはちみつを持ってきてくれる、この環境を守っていきたいです」
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子ゾウの仇討ち、44頭のゾウの群れが村に逆襲=インド
2022年10月30日, 03:03 (更新: 2022年10月30日, 04:31)
https://sputniknews.jp/20221030/44-13572614.html
(象の群れ【イメージ】 - Sputnik 日本, 1920, 30.10.2022
https://cdnn1.img.jp.sputniknews.com/img/07e6/04/15/10685599_0:0:3417:1922_1920x0_80_0_0_cec1011b85a029d17cfb18435369c99f.jpg.webp
© AP Photo / Achala Pussalla)

インドのチャッティースガル州コルバ市近くの村を、44頭のゾウの群れが襲った。村の農場で働いていた羊飼いの男性がゾウにふまれて死亡したほか、群れは2日間にわたって畑を踏み荒らした。米週刊誌「ニューズウィーク」が伝えている。
同誌によると、ゾウの群れが去った後、地元当局が村を調査したところ、羊飼いの男性が働いていた農場の中から、生後1歳ごろとみられる赤ちゃんゾウの死体が地中に埋められ葉で隠された状態で見つかった。農場の所有者は拘束され、子ゾウの殺害に関与したか取り調べが行われているという。

(マレーシア 飢えたゾウが軍のキャンプを歩き回り、食料倉庫を破壊
https://sputniknews.jp/20220215/10179195.html
2月15日, 21:34)

調査に参加したアジアゾウ慈善財団の創設者、ダンカン・マクネア氏は次のように話している。
「間違いなく、ゾウの群れは子ゾウを殺した人間に対する懲罰的行動を取っている。ゾウは復讐のため、犯人や犯人の周囲の人々を探していたのです」

これまでに、象には死んだ仲間に別れを告げるための「ある種の儀式」を行うことを発見したと報じられていた。
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「世界でもっとも孤独な象」が雌の象と出会う
https://sputniknews.jp/20201225/8045018.html
南ア公園 怒ったゾウが車をひっくり返し、乗っていた家族ケガ
https://sputniknews.jp/20220123/10015508.html

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